ソルクシーズ Research Memo(6):収益の安定性を高めて行くためストック型ビジネスの強化・拡大へ
[14/05/19]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業績動向
(4)中期計画
ソルクシーズ<4284>は中期3ヶ年計画を策定しており、最終年度となる2016年12月期の連結業績目標として、売上高13,000百万円、経常利益850百万円、純利益520百万円を掲げている。経常利益率は2013年12月期の4.8%から2016年12月期は6.5%に上昇する。
目標達成のための経営施策としては、本業であるSIビジネスの競争力強化(業種・業務別の専門特化戦略とオフショア開発の拡大等によるコスト競争力の強化)を進めていくことに加え、収益の安定性を高めて行くためにストック型ビジネスの強化・拡大を図っていく。
現在のストック型ビジネスとしては、SIビジネスにおける保守・運用業務のほか、子会社のノイマンで展開している自動車教習所向けe-ラーニングシステムなどがあるが、まだ、収益への寄与という点では目標以下の水準にとどまっている。同社では将来的にストックビジネスの収益を5割程度まで引き上げていくことを目標としており、そのための新規事業として、前期より学生向けe-ラーニングシステム「KOJIRO」や介護者向け見守りサービス「いまイルモ」を開発、事業化している。
子会社のノイマンがサービスを提供する「KOJIRO」に関しては、個別指導学習塾を中心に採用が進んでいるほか、その性能が評価されて大学での採用も決まるなど、利用者数は2014年中に5,000人を目標としている(月額利用料3,000円程度/人)。一方、「いまイルモ」に関しては、地方公共団体や関連事業者向けに現在、営業活動を行っている段階にあり、今期中の受注獲得を目指している。ストック型ビジネスとしてはこのほかに、中国において電子棚札を用いたデジタルサイネージ事業の成長も期待される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<FA>
(4)中期計画
ソルクシーズ<4284>は中期3ヶ年計画を策定しており、最終年度となる2016年12月期の連結業績目標として、売上高13,000百万円、経常利益850百万円、純利益520百万円を掲げている。経常利益率は2013年12月期の4.8%から2016年12月期は6.5%に上昇する。
目標達成のための経営施策としては、本業であるSIビジネスの競争力強化(業種・業務別の専門特化戦略とオフショア開発の拡大等によるコスト競争力の強化)を進めていくことに加え、収益の安定性を高めて行くためにストック型ビジネスの強化・拡大を図っていく。
現在のストック型ビジネスとしては、SIビジネスにおける保守・運用業務のほか、子会社のノイマンで展開している自動車教習所向けe-ラーニングシステムなどがあるが、まだ、収益への寄与という点では目標以下の水準にとどまっている。同社では将来的にストックビジネスの収益を5割程度まで引き上げていくことを目標としており、そのための新規事業として、前期より学生向けe-ラーニングシステム「KOJIRO」や介護者向け見守りサービス「いまイルモ」を開発、事業化している。
子会社のノイマンがサービスを提供する「KOJIRO」に関しては、個別指導学習塾を中心に採用が進んでいるほか、その性能が評価されて大学での採用も決まるなど、利用者数は2014年中に5,000人を目標としている(月額利用料3,000円程度/人)。一方、「いまイルモ」に関しては、地方公共団体や関連事業者向けに現在、営業活動を行っている段階にあり、今期中の受注獲得を目指している。ストック型ビジネスとしてはこのほかに、中国において電子棚札を用いたデジタルサイネージ事業の成長も期待される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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