カイオム Research Memo(2):医薬業界で国内外に幅広いネットワークを有する創薬基盤技術型バイオベンチャー
[14/06/02]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■会社概要
(1)会社沿革
カイオム・バイオサイエンス<4583>は、独立行政法人理化学研究所(以下、理研)で開発された抗体医薬品の新たな作製技術であるADLib(R)システムの実用化を目的に、2005年に現代表取締役の藤原正明(ふじわらまさあき)氏によって設立された創薬基盤技術型のバイオベンチャーとなる。藤原氏の経歴を簡単に紹介すると、大学修士課程修了後、抗体医薬で日本トップ企業である中外製薬に在籍(1987-2000年)、その後、外資系コンサルティング会社で臨床開発のPM(プロジェクトマネジメント)制度や組織設計業務に従事し(2000-2003年)、世界最大の臨床開発受託企業であるクインタイルズ(2003-2005年)のディレクターを経て現在に至っている。医薬業界のなかで国内外に幅広いネットワークを持っていると言える。
同社の主な沿革は、2005年4月に理研とADLib(R)システムの共同研究契約を締結し、研究活動を開始。同年7月にADLib(R)システムの実用化に関する第三者へのサブライセンス付き独占実施許諾権を取得した。2007年に中外製薬と共同研究契約を締結後、横浜市立大学や国立がん研究センターなどアカデミアや医療機関とも共同研究契約を締結。また、ADLib(R)システムの技術ライセンス供与についても、2010年に富士レビオ(みらかホールディングス<4544>子会社)と非独占的ライセンス契約を締結するなど、2014年4月末時点における、主なアライアンスパートナーは国内外の企業で5社、大学や医療機関などアカデミアで6団体(いずれも開示情報ベース)と着実に広がっている。
2011年12月には東証マザーズに株式を上場、2013年12月には抗体医薬の開発ベンチャー企業であるリブテックに資本参加し、子会社化(出資比率52.9%)している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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(1)会社沿革
カイオム・バイオサイエンス<4583>は、独立行政法人理化学研究所(以下、理研)で開発された抗体医薬品の新たな作製技術であるADLib(R)システムの実用化を目的に、2005年に現代表取締役の藤原正明(ふじわらまさあき)氏によって設立された創薬基盤技術型のバイオベンチャーとなる。藤原氏の経歴を簡単に紹介すると、大学修士課程修了後、抗体医薬で日本トップ企業である中外製薬に在籍(1987-2000年)、その後、外資系コンサルティング会社で臨床開発のPM(プロジェクトマネジメント)制度や組織設計業務に従事し(2000-2003年)、世界最大の臨床開発受託企業であるクインタイルズ(2003-2005年)のディレクターを経て現在に至っている。医薬業界のなかで国内外に幅広いネットワークを持っていると言える。
同社の主な沿革は、2005年4月に理研とADLib(R)システムの共同研究契約を締結し、研究活動を開始。同年7月にADLib(R)システムの実用化に関する第三者へのサブライセンス付き独占実施許諾権を取得した。2007年に中外製薬と共同研究契約を締結後、横浜市立大学や国立がん研究センターなどアカデミアや医療機関とも共同研究契約を締結。また、ADLib(R)システムの技術ライセンス供与についても、2010年に富士レビオ(みらかホールディングス<4544>子会社)と非独占的ライセンス契約を締結するなど、2014年4月末時点における、主なアライアンスパートナーは国内外の企業で5社、大学や医療機関などアカデミアで6団体(いずれも開示情報ベース)と着実に広がっている。
2011年12月には東証マザーズに株式を上場、2013年12月には抗体医薬の開発ベンチャー企業であるリブテックに資本参加し、子会社化(出資比率52.9%)している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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