ビーエスピーResearch Memo(5):システム運用ソフトウェアは堅調ながら環境変化にも直面
[14/06/16]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業界環境
IDCジャパンの調査によれば、2013年の国内ソフトウェア市場は約2兆3,988億円(前期比6.0%増)、その内、ビーエスピー<3800>の領域である「システム/ネットワーク管理ソフトウェア」市場は約2,913億円の規模となっている。同市場が伸びている主因は、システム更新や仮想化の導入に伴う運用プロセスの見直しの他、ジョブ管理や自動化のソフトウェアが伸びていることがある。この傾向は当面継続するものとみられるが、一方で、従来のメインフレームを中心としたものからオープン系システムへの移行が進むとともに、クラウドサービスの利用が増加するなど、IT技術進展等による環境変化にも直面している。
主要なプレイヤーは、国内メーカー系ベンダー(日立製作所<6501>や富士通<6702>、NEC<6701>など)を中心として、外資系のIBM、HPなどが上位を占めている。ただし、メインフレームに限定すれば同社が高いシェアを占めており、残存者利益を享受する状況にあると言えよう。また、上場会社の中で、ビーエスピー<3800>のようにITシステム運用に特化したソフトベンダーは存在しない。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)
<FA>
IDCジャパンの調査によれば、2013年の国内ソフトウェア市場は約2兆3,988億円(前期比6.0%増)、その内、ビーエスピー<3800>の領域である「システム/ネットワーク管理ソフトウェア」市場は約2,913億円の規模となっている。同市場が伸びている主因は、システム更新や仮想化の導入に伴う運用プロセスの見直しの他、ジョブ管理や自動化のソフトウェアが伸びていることがある。この傾向は当面継続するものとみられるが、一方で、従来のメインフレームを中心としたものからオープン系システムへの移行が進むとともに、クラウドサービスの利用が増加するなど、IT技術進展等による環境変化にも直面している。
主要なプレイヤーは、国内メーカー系ベンダー(日立製作所<6501>や富士通<6702>、NEC<6701>など)を中心として、外資系のIBM、HPなどが上位を占めている。ただし、メインフレームに限定すれば同社が高いシェアを占めており、残存者利益を享受する状況にあると言えよう。また、上場会社の中で、ビーエスピー<3800>のようにITシステム運用に特化したソフトベンダーは存在しない。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)
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