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■小中優の銘柄選定:9月は高ROE銘柄に関心が高まりやすい

注目トピックス 日本株
フィスコアナリストの小中優は、9月は高ROE銘柄に関心が向かいやすいと言います。内閣改造に加え、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が9月にも新たな資産割合を発表する見通しになっているためです。

GPIFは国内株式運用のベンチマークとしてJPX日経インデックス400(JPX400)などを採用しています。JPX400は銘柄選定にROEを用いているため、高ROE銘柄には資金流入期待が高まりやすくなっている背景があります。また、ROEは投資を行う際の重要指標になりつつあることから、JPX400に採用されていない銘柄でも投資対象として注目することができます。

小中は高ROE銘柄を探す際に、スマートフォンアプリ「FISCO」のスクリーニングが使用できると言います。画面下部の「銘柄検索」アイコンから「スクリーニング」を選択し、「ファンダメンタルズ」タブ内の「指標」を開き、「今期予想」の「ROE」を15%〜50%とします。さらに業績面も重視するため、「業績」で「3期」の「営業利益CAGR(年平均成長率)」を50%〜100%、「今期予想を含む」で検索します。

上記スクリーニングにより、記事執筆時点(2014年9月3日)では、富士重<7270>、東洋ゴム工業<5105>のJPX400構成銘柄のほか、マツダ<7162>やインフォマート<2492>、ミマキエンジニアリング<6638>など合致する銘柄が39社ありました。

銘柄選定後は検索結果の画面でファンダメンタルズをクリックし、各銘柄の割安感などもチェックすることができるほか、銘柄名をクリックすれば各銘柄の業績も調べることができます。GPIF絡みのニュースが出た際には、上記スクリーニングをスマートフォンアプリ「FISCO」で試してみてください。

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