白鳩 Research Memo(3):自社配送センターからの配送により品質とスピードを確保
[14/11/17]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
■会社概要
(2)事業モデル
白鳩<3192>の事業は前述のとおり、インターネットを通じたインナーウェア(下着類)の販売でありその事業構造はシンプルだ。同社は製造にはかかわらず、インナーウェアメーカーから商品を仕入れ、インターネット経由で入ってくる消費者の注文に応じて販売している。
「下着のインターネット販売」といっても、その事業構造の在り方としては様々なパターンが存在し得る。同社の事業構造の主要なポイントとしては、以下の点を挙げることができる。これらのポイントは後述するように、同社の競争力の高さや、他社がこの事業に参入・定着することの難しさと、密接な関係がある。
1.販売経路:自社サイトの他に様々なインターネット・モールに積極的に出店し、顧客への露出度を高めると同時に、顧客の利便性を確保
2.商品戦略:国内外の約180社の10,000超アイテムという、他に類のない豊富な品揃えで顧客の選択肢を広げ、さらに色・サイズのバリエーションの充実で満足度を高める
3.ロジスティクス:自社で在庫を保有し、自社配送センターから配送することで、配送の品質とスピードを確保
4.仕入、販売(受注、発送)、顧客管理、在庫管理、資金管理、サイト制作同期など、同社の業務のすべてを一元的に管理できる社内システム「楽らく通販システム」を自社開発
顧客の属性や年齢構成、アイテム別内訳、などはグラフのようになっている。男女別では女性が約4分の3を占めており、女性客の年齢構成比では、F2層(35〜49歳)の構成比が高いのが目立つ。サイト別では楽天市場が約半分、自社本店サイトが約4分の1となっている。アイテム別ではファンデーション(ブラジャー類)が過半を占めている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
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