白鳩 Research Memo(8):追加の設備投資を要さず商品発送のキャパシティ拡大が可能
[14/11/17]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■中期成長性の考察
(4)売上高10,000百万円達成への課題
弊社では、白鳩<3192>が売上高10,000百万円を達成するうえでの課題はほとんどないと考えている。同社を訪問するまでに弊社が最も懸念していた点は商品発送のキャパシティであった。しかし、発送の現場を見学し、また経営陣への取材を通じて、現状の同社の設備で売上高10,000百万円実現までは追加設備投資を行うことなく対応が可能であることが確認できた。現在同社は310日稼働であるが、近い将来、これを360日稼働(実質的に年中無休)に引き上げる計画である。また、現在は日中の8時間勤務であるが、パートの人員増や稼働時間の延長など人的な容量アップだけで発送作業能力が増加する。
受注については、主要なショッピングモールへの出店は済んでおり、現在は自社サイトのリニューアルに着手している。サイトのリニューアルは今後も起こる可能性はあるが、費用の面では大きな課題となるほどではないと弊社では考えている。
在庫管理については、すでに80ブランド・10,000超アイテムを取り扱っていて、同社のシステムは問題なく稼働している。在庫保管スペースにもまだ余裕があり、この点でも売上高10,000百万円達成に向けてのハードルは高くないと考えられる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
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