白鳩 Research Memo(10):14/8期は増収増益、インナーウェアのネット購入が消費者に浸透
[14/11/17]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
■財務分析と業績
(2)2014年8月期決算
2014年8月期決算は売上高3,596百万円(前期比21.8%増)、営業利益159百万円(同28.2%増)、経常利益124百万円(同5.4%増)、当期利益74百万円(同8.9%増)となった。計画対比では売上高が61百万円上回った一方で、営業利益は3百万円の未達の着地となった。
白鳩<3192>は商品の品揃えや業務システムの構築といった根幹部分がすでに確立しているため、目先、何か大きな経営上の課題があるわけではない。これまで同様、顧客満足度の一段の向上に向けて、地道に業務プロセスのブラッシュ・アップ(磨き上げ)が進められる。2014年8月期中の進展としては、新規取扱ブランドとしてCalvin Kleinを追加する等商品の拡充と、越境Eコマース(海外からの注文に対して日本から商品を販売・発送すること)の増加に伴い、迅速な対応のための海外出荷システムの構築などがみられた。
同社は重要の経営指標の1つとみているリピート率は、2013年8月期の21.0%から、2014年8月期には21.8%に上昇した。購買顧客数も2013年8月期の406,619人から507,873人へと24.9%増加しており、「インターネットによるインナーウェア購入」が消費者に着実に浸透しつつあることがうかがえる結果となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
<FA>