デリカフーズ Research Memo(6):中期経営計画第1フェーズの数値目標は達成できる可能性
[14/12/05]
提供元:株式会社フィスコ
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■中期経営計画
(1)中期経営計画の概要
デリカフーズ<3392>では2013年3月期から5年間の中期経営計画を策定している。中期経営計画の第1フェーズとなる2015年3月期までの3年間では、成長基盤作りのための事業構造の強化、成長基盤の構築に注力、売上高で27,000百万円、経常利益で750百万円を目標に掲げてきた。現状からすると、同数値目標は達成する可能性が高いと言えよう。
また、続く第2フェーズでは、「次世代型の青果物流通業」「農業と健康を繋ぐ創造企業」として成長戦略を推進していく計画となっており、野菜と米の研究開発への投資、BtoC市場への参入、海外拠点の設置及び事業展開、コンシューマー(小売企業)向け商品の開発・参入などに注力していく方針で、業績目標値としては、2017年3月期で売上高35,000百万円、経常利益1,050百万円を掲げている。
海外市場への展開では、国内向けの産地開拓だけでなく、海外市場での展開も視野に入れた準備を行っていく。特に、中国では大手財閥系企業や地方行政府なども含めて、カット野菜に対する関心が高く、コンサルティングサービスから始める格好となるが、長期的には現地での工場展開なども視野に入れている。また、BtoC市場への参入に関しては、カット野菜をベースにタレなども含めたキット商品として、当面は大手スーパーやコンビニエンスストアのPB(プライベート・ブランド)商品としての展開を予定している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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