タナベ経営 Research Memo(10):全事業領域で高付加価値のコンサルティングを強化・拡大へ
[15/02/02]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■中期計画
タナベ経営<9644>では今回、新たな中期経営計画として「変化&成長」をスローガンに、2020年までに売上高100億円、経常利益10億円、経常利益率10%以上を達成することを目標として掲げた。目標を実現していくために、以下の戦略を推進していく。
第1に、北海道から沖縄まで全国に展開している強みを活かし、都市部だけでなく地方の中堅企業へも戦略価値を提供できる組織体制を整備していく。特に、「地方創生」が国の成長戦略の重要テーマとして位置付けられるなかで、地方の中堅、中小企業が活性化していくための戦略パートナーとして、同社のビジネスチャンスは大きいと言える。地方でも小規模のコンサルティング会社はあるものの、同社のように全国に10拠点の事業所を展開し、かつ中堅・中小企業を顧客ターゲットとしているコンサルティング会社は他にはないためだ。
また、「成長ドメイン&ファンクション」をテーマとした専門性の高いコンサルティングサービスを中堅企業向けに拡大していくほか、前述したように提携先の顧客(中小・零細企業)に対する事業承継、人材育成サービス、SP事業領域におけるコンサルティング(業種別プロモーション&マーチャンダイジング)など全事業領域においてコンサルティングサービスを強化していく。また、今後はコンサルティングの情報発信部門として戦略総合研究所を社内に新設する予定となっている。このため事業部門の名称も、今後は図の通り改称する予定としている。
同社ではこうした戦略を「コンサルティング&コングロマリット戦略」と名付け、成長ドメイン(事業戦略)、ファンクション(組織戦略)、エリア(地域戦略)と3つの方向から、顧客ニーズを掘り下げていくことで、コンサルティング事業の成長拡大を進めていく方針だ。
また、中期計画ビジョンを強力に推進するため、全社・全事業のKPI(経営指標)を見直し、ビジョン達成プロセスの共有化を図っていく。主要なKPIとしては、ドメイン数やロイヤルカスタマー社数及び売上高、重点ブランド商品売上高、価値提案社数、コンサル人材育成目標などを掲げている。なお、人員に関しては中計期間中にコンサルタント中心に3割程度の増員を目指している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)
<FA>
タナベ経営<9644>では今回、新たな中期経営計画として「変化&成長」をスローガンに、2020年までに売上高100億円、経常利益10億円、経常利益率10%以上を達成することを目標として掲げた。目標を実現していくために、以下の戦略を推進していく。
第1に、北海道から沖縄まで全国に展開している強みを活かし、都市部だけでなく地方の中堅企業へも戦略価値を提供できる組織体制を整備していく。特に、「地方創生」が国の成長戦略の重要テーマとして位置付けられるなかで、地方の中堅、中小企業が活性化していくための戦略パートナーとして、同社のビジネスチャンスは大きいと言える。地方でも小規模のコンサルティング会社はあるものの、同社のように全国に10拠点の事業所を展開し、かつ中堅・中小企業を顧客ターゲットとしているコンサルティング会社は他にはないためだ。
また、「成長ドメイン&ファンクション」をテーマとした専門性の高いコンサルティングサービスを中堅企業向けに拡大していくほか、前述したように提携先の顧客(中小・零細企業)に対する事業承継、人材育成サービス、SP事業領域におけるコンサルティング(業種別プロモーション&マーチャンダイジング)など全事業領域においてコンサルティングサービスを強化していく。また、今後はコンサルティングの情報発信部門として戦略総合研究所を社内に新設する予定となっている。このため事業部門の名称も、今後は図の通り改称する予定としている。
同社ではこうした戦略を「コンサルティング&コングロマリット戦略」と名付け、成長ドメイン(事業戦略)、ファンクション(組織戦略)、エリア(地域戦略)と3つの方向から、顧客ニーズを掘り下げていくことで、コンサルティング事業の成長拡大を進めていく方針だ。
また、中期計画ビジョンを強力に推進するため、全社・全事業のKPI(経営指標)を見直し、ビジョン達成プロセスの共有化を図っていく。主要なKPIとしては、ドメイン数やロイヤルカスタマー社数及び売上高、重点ブランド商品売上高、価値提案社数、コンサル人材育成目標などを掲げている。なお、人員に関しては中計期間中にコンサルタント中心に3割程度の増員を目指している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)
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