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ネクステージ Research Memo(4):独自のビジネスモデルにより高成長を実現

注目トピックス 日本株

■事業戦略

ネクステージ<3186>は、1998年に輸入車専門店として設立された。その後、東海北陸地方で中古車販売事業に乗り出した。2008年から関西地方へ進出し、翌年に九州地方、翌々年に関東地方へと商圏を拡大した。広域・多店舗展開のビジネスモデルを進めるに当たり試行錯誤を続けてきたが、成功パターンを確立しつつある。販売店舗の増加に伴って、売上高も急増した。

高成長は、同社の独自のビジネスモデルにより実現されている。オートオークションの普及などで、中古車販売の事業環境が変化した。変化は、新しい業態を生む機会を与える。同社は、未開の市場を開拓するパイオニアである。実際、同社のクロスセルの手法を他社がまねる『ネクステージ現象』が、全国に広がっている。同社のビジネスモデルを部分的にまねしても、全体解にはならないため、一朝一夕に同社と同様な成功を収めることは困難であろう。ただし、まねする企業が増えれば、同社のビジネススタイルが市場に浸透する助けとなり好影響が期待できる。

中古車販売の競争要因は、価格、立地、品揃え、サービスである。中古車は高額耐久消費財の買回り品であるため、販売員には接客技術だけでなく商品知識を求められる。また、中古品の一物一価という点から、各商品の査定とその情報を信頼性の高い形で消費者に提供する必要がある。これらの商品特性に対し、同社が採っているビジネスモデルの構成要素を順次説明する

(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)



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