ネクステージ Research Memo(15):15/11期はV字回復、経常利益は過去最高へ
[15/02/23]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業績動向
(2)2015年11月期の予想:V字回復による最高益を目指す
ネクステージ<3186>の2015年11月期は、予想売上高67,304百万円、前期比33.4%増と大幅増収により営業利益が2,075百万円、前年比2.7倍、経常利益が1,846百万円、当期純利益が1,001百万円といずれも同3.1倍のV字回復を予想している。2015年10月に予定されていた消費税率の再引き上げが延期されたこともあり、買い控えの懸念が解消した。市場動向は回復基調に転じると予想する。
今期の新規出店のうち、既存店との併設、契約済、交渉中を含めると16店がほぼ確定しており、新規に交渉する1店舗を加えて17店舗を計画している。いまのところ、退店は計画していない。
今期の販売台数は55,000台、前期比35.0%増(14,271台増)を見込んでいる。
収益面では、売上総利益率を前期比0.6%増の16.8%に引き上げる。前期は、天候不順や増税により中古車市場の相場下落や来店客の減少の影響を受けたが、今期は例年どおりの市場環境を前提にしている。また、広告宣伝は、前期にブランディング向上のための広告を打つなどしたが、今期は小売業に集中する。『お値打ち商品』を販売するという基本に戻り、販売を強化する。1台当たりの広告宣伝費は41,390円、前期比15.9%減で予算を組んだ。
予想営業利益の増減要因では、高い増収率と売上総利益率の改善とがあいまって売上総利益が約31億円強の増益効果をもたらす。事業拡大に伴う経費増を吸収して、営業利益は史上最高益を達成することが計画されている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)
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