アイスタイル Research Memo(11):中期経営目標は売上高100億円、営業利益15億円を目指す
[15/03/03]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業績見通し
(3)中期経営計画
アイスタイル<3660>は中期経営計画における経営目標値として、2016年6月期に売上高10,000百万円、営業利益1,500百万円を掲げている。「@cosme」はスマートフォンサイトのリニューアルにより、利用者にとってより最適な情報サイトとしての進化が見込まれ、広告販売収入の更なる増加が見込まれる。また、国内での化粧品小売事業の拡大に加えて、2015年6月下期以降に開始する中華圏での化粧品卸事業や越境EC事業などの新規事業の成長も2016年6月期から本格的に収益貢献してくる見通しだ。このため、今後も市場環境に大きな変化がなければ、売上高に関しては射程圏に捉えたとみることができる。
一方、利益面では現在進めている開発プロジェクトの進捗状況が鍵を握ることになりそうだ。同社では、2016年6月期の利益目標を達成するために、2015年6月期中にできるだけ開発を加速し、2016年6月期の費用負担を軽減したい意向だ。
同社の成長戦略は一貫しており、今後も「美容に関わるすべての情報に出会える場所」として「@cosme」という圧倒的なリーチ力を持つプラットフォームを武器に、「美容」に関する様々な周辺事業を取り込みながら業容の拡大を図っていくというもの。「Beauty×IT×○○」といった具合に○○に当てはまる事業を増やしていく格好となる。既に、化粧品小売事業や、求人サイト運営、美容サロンの検索・予約サイト運営、プロシューマー向け事業などを手掛けてきたが、今後もヘルスケアやエイジングケア、食など様々な領域で事業化の可能性があり、他社との協業も含めた展開も見込まれる。また、成功したビジネスモデルについてはアジアへの横展開も進めていく方針であり、「アジア最大のビューティプラットフォーム企業」の実現に向けた今後の動向が注目されよう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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(3)中期経営計画
アイスタイル<3660>は中期経営計画における経営目標値として、2016年6月期に売上高10,000百万円、営業利益1,500百万円を掲げている。「@cosme」はスマートフォンサイトのリニューアルにより、利用者にとってより最適な情報サイトとしての進化が見込まれ、広告販売収入の更なる増加が見込まれる。また、国内での化粧品小売事業の拡大に加えて、2015年6月下期以降に開始する中華圏での化粧品卸事業や越境EC事業などの新規事業の成長も2016年6月期から本格的に収益貢献してくる見通しだ。このため、今後も市場環境に大きな変化がなければ、売上高に関しては射程圏に捉えたとみることができる。
一方、利益面では現在進めている開発プロジェクトの進捗状況が鍵を握ることになりそうだ。同社では、2016年6月期の利益目標を達成するために、2015年6月期中にできるだけ開発を加速し、2016年6月期の費用負担を軽減したい意向だ。
同社の成長戦略は一貫しており、今後も「美容に関わるすべての情報に出会える場所」として「@cosme」という圧倒的なリーチ力を持つプラットフォームを武器に、「美容」に関する様々な周辺事業を取り込みながら業容の拡大を図っていくというもの。「Beauty×IT×○○」といった具合に○○に当てはまる事業を増やしていく格好となる。既に、化粧品小売事業や、求人サイト運営、美容サロンの検索・予約サイト運営、プロシューマー向け事業などを手掛けてきたが、今後もヘルスケアやエイジングケア、食など様々な領域で事業化の可能性があり、他社との協業も含めた展開も見込まれる。また、成功したビジネスモデルについてはアジアへの横展開も進めていく方針であり、「アジア最大のビューティプラットフォーム企業」の実現に向けた今後の動向が注目されよう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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