注目銘柄ダイジェスト(前場):三井住友FG、大成建設、東京製鐵など
[15/04/22]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
三井住友FG<8316>:5273円(前日比+223円)
強い動き。前日に続いて、本日もメガバンクの買いが先行しており、日経平均2万円大台回復の原動力になっている。海外ヘッジファンドを中心とした資金流入が継続する格好に。原油市況の底打ちに伴うリスクオンへの流れ、中国金融緩和による流動性相場への期待、株主還元策への期待感など買い材料視されているようだ。クレディ・スイス(CS)では「逆張り14のアイデア」と題するレポートで、同社を買い推奨銘柄として取り上げている。
大成建設<1801>:692円(同+11円)
買い優勢。15年3月期営業利益は700億円強となり、前期比30%増加したもようと報じられている。従来予想540億円のほか、市場予想570億円も大幅に上回る水準であり、ポジティブなインパクトが強まる格好に。今期も増収増益が継続の公算とされており、過度なガイダンスリスクなども低下する方向につながっている。なお、他の大手建設株には期待感が波及する形にはなっていない。
東京製鐵<5423>:811円(同-90円)
大幅安。前日に決算を発表、前期経常利益は139億円で前期比4.4倍と大幅増益になったが、今期は120億円で同13%の減益予想となっている。実績数値は想定比で上振れとなったものの、今期に関しては、市場予想は170億円程度であったため、ネガティブなインパクトにつながっている。保守的な計画と見られるほか、今期の増配も発表しているが、予想外の減益見通しをマイナス視する動きが先行。
日本農薬<4997>:1310円(同+92円)
上昇が目立つ。前日に上半期の業績予想を上方修正している。従来予想の77億円から99億円、前年同期比18%増益(15億円の改善)にまで上方修正。ノウハウ技術料の増加、円安効果などが背景となっている。第1四半期は前年同期比6.8億円の収益悪化となっていたことからも、足元の収益急回復にポジティブなインパクトが強まる展開に。
3Dマトリックス<7777>:1674円(同+286円)
大幅反発。米国子会社が出願していた自己組織化ペプチド技術について、心筋の組織再生に関する特許が米国にて成立したと発表している。自己組織化ペプチドによる心組織の保護及び再生に関する特許で、急性心筋梗塞、心膜疾患、先天性心疾患、鬱血性心不全などに起因して損傷を受けた心組織部位への自己組織化ペプチドの投与による処置が、心臓の状態の改善に有用であることが示されているという。
今村証券<7175>:1880円(同+137円)
大幅続伸。15年3月期の業績予想を上方修正している。営業利益は従来の7.51億円から10.00億円(前期は15.67億円)に引き上げた。東証の1日当たり売買代金が業績予想の前提を3割強上回り、委託手数料が計画値11.73億円を17.0%上回る13.74億円となる見込み。また、投資信託の販売も順調で、計画値3.82億円を20.5%上回る4.60億円となる見込みとしている。
トライSTG<2178>:1592円(同+128円)
大幅続伸。前期末配当の増額と新中期経営計画を発表している。前期末配当は従来予想の20.00円から71.00円へと大幅に引き上げた。配当性向は100%。現状で十分な内部留保を確保していることを考慮して、新中期経営計画の期間中も配当性向100%を目指すとしている。また、新中期経営計画では、最終年度となる18年3月期の売上555億円、営業利益(EBITDA)24億円、ROE10%を目標として掲げている。
データアプリ<3848>:ストップ高買い気配
ストップ高買い気配。15年3月期の業績予想を上方修正している。営業利益は従来の3.38億円から4.92億円(前期は3.55億円)に引き上げた。これまでの減益予想から一転、大幅な増益見込みとなった。ソフトウェア売上では、主力製品のEDI系製品及びEAI統合製品のバージョンアップ需要や、レガシーシステムの移行需要が想定を上回り、受注が第4四半期に集中したという。これに伴い、メンテナンス売上高も前回予想を上回るとしている。
みんなのWED<3685>:ストップ高買い気配
ストップ高買い気配。COOKPAD<2193>が同社株式の公開買付けを発表しており、同社は本公開買付けに賛同すること、及びCOOKPADと資本業務提携基本合意書を締結することを発表している。買付予定数の上限は204万7000株としており、COOKPAD代表執行役である穐田誉輝氏が従来から保有する100万株と合算し同社発行済株式の40.00%を所有し、連結子会社化する。買付価格は1株当たり1400円としている。
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