注目銘柄ダイジェスト(前場):ホンダ、三菱UFJ、テリロジーなど
[15/08/03]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
ホンダ<7267>:4310円(前日比+330.5円)
大幅高スタート。先週末に第1四半期の決算を発表、営業利益は2393億円で前年同期比16.4%増益、1900億円レベルの市場予想を大きく上回る着地となった。北米販売の好調に加えて、コストダウン効果なども示現する格好に。野村では投資判断を「リデュース」から「ニュートラル」に格上げ、北米やインドネシア、インドで四輪車の新型車効果により採算改善が一定程度期待でき、日本の悪化などを吸収できるといった見方にも。
三菱UFJ<8306>:882.3円(前日比-17.7円)
買い先行後は伸び悩み売り優勢に。先週末に第1四半期決算を発表、純利益は2778億円で前年同期比16%増益、市場予想をやや上回る着地となっているが、インパクトは限定的のようだ。一方、政策保有株に関しては、先の観測報道通り、保有を継続する経済合理性に関する目標値を下回っているのは20%とされている。メガバンクの中では唯一、具体的な計数が示された格好だが、目先的には、相対的に保有株の削減は限定的ではといった見方にも。
村田製<6981>:18930円(前日比+530円)
続伸。先週末に第1四半期の決算を発表、営業利益は640億円で前年同期比73.3%増、会社計画は90億円程度上回ったとみられているほか、市場コンセンサスもやや上回る着地に。ただ、先の観測報道通りの水準であり、インパクトは限定的とみられる。一方、会社側では説明会において、中国スマホメーカーの動向に対して相対的に強気の見方を示しており、過度な先行き懸念の後退にはつながっているようだ。
ラクオリア創薬<4579>:551円(前日比+31円)
大幅反発。アシッドポンプ拮抗薬(RQ-4)の日本人を対象とした第I相臨床試験が終了し、ガイドラインに基づいた治験総括報告書の作成が完了したと発表している。胃食道逆流症治療薬としての第一選択薬であるプロトンポンプ阻害薬(PPI)の同様の試験結果と比較して、RQ-4がより強力で速やかに作用を発揮し、持続性のある胃酸分泌抑制効果を持つことを示す成績が得られたという。
ジャストプラ<4287>:968円(前日比+98円)
一時ストップ高。epoc社と資本提携を伴う事業提携を行うと発表している。epoc社の行う第三者割当増資の一部を引き受け、1.7%の株式を取得する。epoc社はアジア圏を中心に、海外事業展開を行う国内飲食チェーン企業の出店・運営サポートを行うコンサルティング事業、国内で馴染みのある業態でチェーン展開可能なブランドの海外展開権を取得し、海外フランチャイズ本部の運営や直営店舗の運営を行うライセンスマネジメント事業を展開する。
テリロジー<3356>:496円(前日比+80円)
ストップ高。15年4-6月期(第1四半期)決算を発表している。最終損益は0.01億円の黒字(前年同期は1.10億円の赤字)転換で着地した。売上高は同32.7%増の5.67億円と大きく伸長。エンタープライズ部門においてセキュリティ案件の受注活動が堅調に推移した。また、テレコム部門も電力系通信事業者やCATV事業者から自社開発の大容量パケットキャプチャ製品を受注したほか、DNSサーバのモニタリングツールが採用された。
GTS<4584>:3675円(前日比+425円)
大幅に5日続伸。15年4-6月期(第1四半期)決算を発表している。営業利益は0.39億円の黒字(前年同期は2.13億円の赤字)転換で着地した。売上高については5.44億円を計上している。バイオ後続品事業において、富士製薬<4554>と持田薬<4534>による好中球減少症治療薬「フィルグラスチムBS」の販売が順調という。上期計画は、売上高が6.81億円、営業損益が1.50億円の赤字とされている。
ハウスドゥ<3457>:1735円(前日比+277円)
大幅反発。15年6月期業績の上方修正を発表している。営業利益見通しは従来の5.13億円から6.10億円へと引き上げた。フランチャイズ事業では、加盟契約数の増加により加盟金・ロイヤルティ収入が増加した。また、ハウス・リースバックでは、物件取得契約の増加により賃料収入が増加したほか不動産事業での販売が好調に推移した。広告宣伝費の効率的な使用等により費用を計画より抑えたことも利益を押し上げた。
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