エスイー---M&Aによる事業展開などに注力
[15/08/18]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
エスイー<3423>は、アンカー・落橋防止装置・橋梁材など建設用資材・機材開発などを展開するエンジニアリングメーカー。
グループは4つのセグメントから構成され、エスイーの属する建設用資機材の製造・販売事業では、PC(プレストレストコンクリート)定着工法であるSEEE工法を中核として、橋梁や道路橋などに使用するPCケーブルをはじめ、技術を応用したケーブル製品、架設などのエンジニアリングサービスを手掛けている。また、連結子会社エスイー鉄建において、橋梁耐震補強材など土木鋼構造物の加工を行っている。
建築用資材の製造・販売事業では、連結子会社のエスイーA&Kが、コンクリート型枠工事で用いるセパレーター、軽天吊ボルト用全ネジボルトの製造販売を中心に、その他型枠工事用金物および内装用資材の販売を行っている。その他、本年4月に子会社化した森田工産および前述のエスイー鉄建において、建築耐震補強材等建築製品の製造販売、鉄骨立て方工事を行っている。
建設コンサルタント事業では、長年技術提携し、協力関係にあるフランス大手エンジニアリング会社アンジェロップ社との合弁会社アンジェロセックを設立し、海外の政府開発援助、国内公共事業、PPP事業のほか、国内の大型プロジェクトなどを対象に活動している。
補修・補強工事業では、九州に本社を置く連結子会社エスイーリペアにてコンクリート構造物の維持管理を行う点検のほか、より精密な調査を実施する調査・診断。分析結果をもとに劣化要因を見極め、安全性と経済性を考慮した適切な補修・補強工法を提案する。炭素繊維シート補修・補強工法や鋼板接着工法等を駆使して、橋梁・トンネル・海洋構造物などのコンクリート構造物における、老朽化による劣化の補修や地震などの自然災害に備えた耐震補強の施工を行っている。
足元の業績では、2016年3月期第1四半期(15年4-6月)決算は、売上高が前年同期比1.7%減の37.72億円、営業損失が2.59億円、経常損失が2.56億円、四半期純損失が2.35億円だった。同社の主要な製品は、土木建設用の受注生産であり、主に公共工事で使用されている。そのため、業績は下半期に偏る傾向がある。第1四半期においては、首都圏市場を中心とした再開発大型物件や分譲マンション向けなど連結子会社のエスイーA&Kによる建築用資材販売が順調。
16年3月期通期については、売上高が前期比4.6%増の205.00億円、営業利益が同60.1%増の11.09億円、経常利益が同63.6%増の11.00億円、純利益が同93.0%増の6.75億円を見込んでいる。
また、中長期的な安定収益の確保と経営基盤の強化として、「補修・補強市場」への積極的な事業展開、海外(ベトナム)建設市場やPPP(パブリック・プライベート・パートナーシップ)への積極的な取組み、新製品開発・超高引張強度コンクリート「ESCON(エスコン)」の用途開発・製品化を推進している。さらに、既存事業の安定成長のための技術・製品・工法の改良及び開発、業際分野を中心としたM&Aによる事業展開・経営基盤の強化や東日本大震災からの復興に呼応するグループの事業展開などを強化している。
<SF>
グループは4つのセグメントから構成され、エスイーの属する建設用資機材の製造・販売事業では、PC(プレストレストコンクリート)定着工法であるSEEE工法を中核として、橋梁や道路橋などに使用するPCケーブルをはじめ、技術を応用したケーブル製品、架設などのエンジニアリングサービスを手掛けている。また、連結子会社エスイー鉄建において、橋梁耐震補強材など土木鋼構造物の加工を行っている。
建築用資材の製造・販売事業では、連結子会社のエスイーA&Kが、コンクリート型枠工事で用いるセパレーター、軽天吊ボルト用全ネジボルトの製造販売を中心に、その他型枠工事用金物および内装用資材の販売を行っている。その他、本年4月に子会社化した森田工産および前述のエスイー鉄建において、建築耐震補強材等建築製品の製造販売、鉄骨立て方工事を行っている。
建設コンサルタント事業では、長年技術提携し、協力関係にあるフランス大手エンジニアリング会社アンジェロップ社との合弁会社アンジェロセックを設立し、海外の政府開発援助、国内公共事業、PPP事業のほか、国内の大型プロジェクトなどを対象に活動している。
補修・補強工事業では、九州に本社を置く連結子会社エスイーリペアにてコンクリート構造物の維持管理を行う点検のほか、より精密な調査を実施する調査・診断。分析結果をもとに劣化要因を見極め、安全性と経済性を考慮した適切な補修・補強工法を提案する。炭素繊維シート補修・補強工法や鋼板接着工法等を駆使して、橋梁・トンネル・海洋構造物などのコンクリート構造物における、老朽化による劣化の補修や地震などの自然災害に備えた耐震補強の施工を行っている。
足元の業績では、2016年3月期第1四半期(15年4-6月)決算は、売上高が前年同期比1.7%減の37.72億円、営業損失が2.59億円、経常損失が2.56億円、四半期純損失が2.35億円だった。同社の主要な製品は、土木建設用の受注生産であり、主に公共工事で使用されている。そのため、業績は下半期に偏る傾向がある。第1四半期においては、首都圏市場を中心とした再開発大型物件や分譲マンション向けなど連結子会社のエスイーA&Kによる建築用資材販売が順調。
16年3月期通期については、売上高が前期比4.6%増の205.00億円、営業利益が同60.1%増の11.09億円、経常利益が同63.6%増の11.00億円、純利益が同93.0%増の6.75億円を見込んでいる。
また、中長期的な安定収益の確保と経営基盤の強化として、「補修・補強市場」への積極的な事業展開、海外(ベトナム)建設市場やPPP(パブリック・プライベート・パートナーシップ)への積極的な取組み、新製品開発・超高引張強度コンクリート「ESCON(エスコン)」の用途開発・製品化を推進している。さらに、既存事業の安定成長のための技術・製品・工法の改良及び開発、業際分野を中心としたM&Aによる事業展開・経営基盤の強化や東日本大震災からの復興に呼応するグループの事業展開などを強化している。
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