注目銘柄ダイジェスト(前場):一休、ラクオリア、さくらインタなど
[15/12/16]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
さくらインタ<3778>:363円(前日比+80円)
ストップ高と急伸。テックビューロが開発するプライベート・ブロックチェーンのクラウド化技術「mijinクラウドチェーン」の実証実験環境「mijinクラウドチェーンβ」を、2016年1月より無料で提供すると発表している。ブロックチェーン関連銘柄への関心が足元で高まっている中、短期資金の関心を集めているようだ。
太陽誘電<6976>:1842円(前日比+3円)
朝方は売り優勢。JPモルガンでは投資判断を「オーバーウェイト」から「ニュートラル」に格下げしている。目標株価も2260円から2060円に引き下げへ。株価上昇のカタリストとなったコンセンサスの切り上がりは、北米顧客の季節調整でピークアウトする可能性が高いと指摘。株価も3年来の高値を更新しており、同社のスーパーハイエンド戦略の完成を一旦織り込んだと見ているようだ。
ツバキナカシマ<6464>:1655円
本日新規上場、公開価格1550円を4.5%上回る1620円で初値をつけた。初値示現後は一時売り先行も、その後は切り返す展開になっている。公開規模が313.5億円と大きいうえ、米投資ファンドが大株主で需給懸念が強かったものの、東証1部直接上場銘柄のセカンダリーでのパフォーマンスが比較的良好であることから、順調なスタートとなる格好に。
東海東京HD<8616>:720円(前日比+37円)
買い優勢。野村證券では証券セクターのレポートをリリース、同社の投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げ、目標株価も830円から960円に引き上げている。地銀等と共同で合弁証券会社を設立など営業基盤の拡大を続けていること、提携証券会社に債券や外国株式の取り次ぎ販売を行うことで国内株式以外の収益を拡大させていることなどを評価。収益構造の多様化した収益拡大に伴い、株主還元の積極姿勢も見せ始めているなど、同社の変化に注目としている。
一休<2450>:2911円(買い気配)
ストップ高買い気配。ヤフーが同社の買収を発表、完全子会社化を目指して全株式を取得する計画。TOB価格は3433円、前日終値と比較して42%と大きなプレミアムとなっている。TOB価格に完全さや寄せを目指す動きに。TOB成功後、同社株は上場廃止となる。一方、ヤフーは買収価格の割高感などが警戒されて小幅安の状況に。
Gunosy<6047>:718円(前日比+29円)
急反発。ゲームに関するWebメディア「Game8」を運営するゲームエイトの株式を取得し子会社化すると発表している。Game8は現在、月間1000万人が訪れる日本有数の総合ゲーム攻略プラットフォームという。子会社化の狙いとして、ゲームに特化したメディアをグループ内に持つことによる営業力の強化、新広告商品の開発、ユーザー流入経路の拡大などを挙げている。
ラクオリア創薬<4579>:415円(前日比+80円)
ストップ高。旭化成ファーマとの共同研究におけるマイルストーン達成に伴う一時金の受領が確定したと発表している。同社と旭化成ファーマは特定のイオンチャネルを標的とした創薬研究を推進してきたが、今回、旭化成ファーマにより共同研究の成果に基づくマイルストーンの早期達成が認定された。具体的な収入等は非開示で、今期業績予想には織り込み済みとしている。なお、両社で新たな段階の共同研究について協議を行っているという。
フュトレック<2468>:543円(前日比+35円)
3日ぶり大幅反発。同社とグループ会社のATR-Trekは、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から公募のあった「国際研究開発・実証プロジェクト/コファンド事業/日本−イスラエル研究開発協力事業」に応募し、委託先として採択を受けたと発表している。採択テーマは「光学マイクロフォンを利用したヘッドセットを用いた高騒音下でも使用可能な音声認識システムの研究開発」。
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