注目銘柄ダイジェスト(前場):ソフトバンテクは続伸、大塚家具は急落、タツモ、パラベッドは大幅続伸
[16/06/06]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
ソフトバンテク<4726>:2102円 (前日比+53円)
続伸。農業ベンチャーのテラスマイルとITを活用して農家の収益力を引き上げるサービスを共同開発すると一部メディアで報じられている。農家が日々の出荷量をスマートフォンに入力すると、天候や農作物の市況情報をもとに人工知能(AI)で売上の予想額をはじき出すという。一部農家が先行導入したところ、売上が2割ほど伸びたもよう。8月にもサービスを開始するようだ。
クリムゾン<2776>:113円 (前日比+19円)
一時ストップ高。16年2-4月期(第1四半期)決算を発表している。売上高は前年同期比67.6%増の2.01億円、営業損益は0.24億円の赤字(前年同期は0.56億円の赤字)で着地した。また、為替差益の計上などもあり、最終損益は0.11億円の黒字(同0.57億円の赤字)に転換した。17年1月期の通期業績については、最終損益で0.06億円の赤字(前期は2.62億円の赤字)とする従来予想を据え置いている。
大塚家具<8186>:1123円 (前日比-112円)
急落。16年12月期の上期及び通期業績予想を下方修正している。上期営業損益見通しは従来の1.07億円の黒字から19.42億円の赤字(前年同期は4.93億円の黒字)へ、通期では5.00億円の黒字から15.49億円の赤字(前期は4.37億円の黒字)へと引き下げた。従来の黒字予想から一転、赤字となる見通し。昨年からの営業・マーケティング戦略の見直しを進めたが、上期売上高は従来予想を16.3%下回る見通しとなるなど伸び悩んだ。
タツモ<6266>:1812円 (前日比+263円)
大幅に3日続伸。一時1899円まで上昇し、連日で年初来高値を更新している。中国の世界的液晶ディスプレイメーカーより大口受注が得られたと発表している。受注したのは液晶カラーフィルター製造装置で、契約金額は17.2億円。16年12月期中に納入し、17年12月期の第3四半期(17年7-9月)に売上計上する見通しとなっている。契約金額は16年12月期売上高見通しの約16%に相当し、大口受注を好感した買いが優勢となっている。
パラベッド<7817>:4735円 (前日比+205円)
大幅に3日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券(MUMSS)がレーティングを「Neutral」から「Overweight」に、目標株価を3490円から5440円にそれぞれ引き上げている。新しいエクイティストーリーでは、主力のベッド製造販売事業からの安定的な収益に加え、17年3月期以降は海外やレンタル卸など新規事業の収益への貢献が本格化し、18年3月期以降は営業利益で最高益を更新すると予想しているようだ。
アダストリア<2685>:3910円 (前日比+5円)
売り先行も切り返す。16年3-5月期(第1四半期)の業績観測が報じられている。営業利益は前年同期比5%増の50億円程度だったようだ。主力のカジュアル衣料ブランド「グローバルワーク」で春物衣料が好調だったほか、気温の上昇で夏物衣料も伸びたという。市場予想でも16年3-5月期営業利益は50億円強と見込まれていたが、2日に発表された5月の国内月次売上高もあり堅調な業績推移を好感した動きが優勢となっている。
東京TYFG<7173>:2546円 (前日比-55円)
下げ目立つ。同社及び傘下の東京都民銀行、八千代銀行が三井住友信託銀行と業務・資本提携すると発表している。相互に商品・サービスの案件紹介や販売サポート等を行っていく。今回の提携に伴い、同社は三井住友信託を割当先として第1回第一種優先株式75万株を発行する。調達金額は150億円となり、今秋に控える東京都民銀行における劣後債の償還等を見据え、6月中に東京都民銀行への出資に充当する予定としている。
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