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ビリングシステム---今期は営業減益の計画も、第1四半期は前期比34%の営業増益で着地

注目トピックス 日本株
ビリングシステム<3623>は企業の決済業務を支援するシステムを手掛ける。リアルタイムで入金を確認できるクイック入金サービスと、決済に関わる様々な業務を代行する収納代行サービスが収益の2本柱。売掛金請求・回収業務を代行するファイナンス取次なども展開。現在、高成長が見込めるスマホを使ったマルチ決済サービスを強化している。

2016年12月期は売上高が前期比20.1%増の17.82億円、営業利益が同15.2%減の1.39億円、当期純利益は1.21億円の赤字(前期は1.43億円の黒字)を計画。売上高は新規連結子会社の寄与などから大幅増収を見込むものの、スマホ決済サービスでインバウンドに対応するための投資を行うことなどから、営業利益は2桁減益になる見通しだ。5月12日に発表した第1四半期決算は収納代行サービス、クイック入金サービスともに好調。売上高が前年同期比22.3%増の4.73億円、営業利益が同34.4%増の0.71億円、四半期純利益が1.59億円の赤字(前年同期は0.47億円の黒字)で着地し、通期計画に対する営業利益の進捗率は51.0%となった。なお、なお、QRコードや一次元コード対応のモバイル決済サービス「Powa Tag(パワタグ)」を提供する出資先の英国企業が会社管理手続きに入ったことに関連して特損を計上するため、四半期純利益は赤字となった。

同社は経常利益の規模の追求や売上高経常利益率といった効率性を重視しながら事業の拡大を目指す方針。今後は、現在のクイック入金サービスや収納代行サービス、支払いサポートサービスなどの決済支援サービスを引き続き伸ばすとともに、顧客の売上増強につながるインバウンド対応などのマーケティングサービスの展開も図り、利益を伴った事業拡大を進めていく考えだ。




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