注目銘柄ダイジェスト(前場):任天堂、トヨタ自、極楽湯など
[16/12/19]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
トヨタ自<7203>:7147円(-8円)
続落スタート。同社の他、クアルコム、ウーバーテクノロジーズなどグローバル企業27社が参加する、自動運転の世界連合発足と報じられている。今月中に米国で実証実験をはじめ、自動運転の安全規格やルールについて話し合うもよう。有力企業の参加をうけて、今回の議論が世界共通の制度ないし基準の軸になると期待する声も聞かれており、関心が高まるも、本日は利食い先行の展開に。なお、グーグルやテスラは同連合には不参加となっている。
タカタ<7312>:602円(-19円)
大幅反落。日本格付け研究所が同社の長期発行体格付けを「BB-」から「B-」に3段階引き下げている。足元の収益は堅調に推移しているが、一部自動車メーカーからの新規受注停止が長期化、中期的な収益減少の可能性が高まっていると指摘。17年に償還期日を迎える社債償還資金を確保できるか予断を許さないほか、スポンサー選定に時間を要しており、安定化に向けた進捗がみられないことなども懸念材料としている。
すかいらーく<3197>:1601円(+12円)
反発。みずほ証券では、同社のレーティングを「買い」継続、目標株価を1900円から2100円に引き上げている。同社は12月15日、総店舗数の約25%に当たる約750店で、深夜早朝時間帯営業の短縮を17年1月から順次実施すると発表した。みずほ証券では、同施策が利益面でポジティブに作用すると判断。外食産業で営業時間短縮が広がるなか、従来通りの営業時間を維持する約240店では、残存者利益が生じる可能性があるとも指摘している。
日立<6501>:648.7円(-7円)
売り優勢。同社は1回充電で約400キロ走行できる、電気自動車(EV)向けリチウムイオン電池技術を開発したと報じられている。従来電池比で容量が2倍、現在のEVより走行距離は約4割のびるとされ、20年の実用化を目指していると。将来的に走行距離400キロが実現すれば、EVの普及を後押しすると期待する声も聞かれるが、本日は利食い優勢の展開に。
任天堂<7974>:25100円(-1305円)
同社は先週、「スーパーマリオラン」の配信を開始した。クオリティの高さを認める声は多いものの、現時点では常時オンライン仕様や主流の逐次課金ではない「買い切り型」などへの否定的な見方も多いもよう。これを受けアプリ評価が想定以上に低くなっていること、海外の一部調査会社が、配信前の初月セールス予測を6000万ドルから、配信翌日に1200万ドル程度に下方修正したこともなども売り材料視されているようだ。
CRI・MW<3698>:3245円(+115円)
急伸。ファインデクス<3649>と動画圧縮技術や画像ファイリングシステムの連携において戦略的提携を行うと発表している。同社の高圧縮トランスコードシステム「CRIDietCoder」と、日本の国公立大学病院の7割以上のシェアを持つファインデクスの主力製品である画像ファイリングシステム「Claio」を連携し、増え続ける医療用動画のデータ管理を低コストで実現するソリューションを提供するという。
極楽湯<2340>:968円(+123円)
急反発。同社子会社で中国に大型温浴施設を展開している極楽湯(上海)沐浴股フン有限公司が、中国・東渡国際グループと上海市青浦区において温浴施設をフランチャイズ(FC)形式で出店することについて合意したと発表している。東渡国際グループが開発しているショッピングモール「東渡蛙城」の4階の一部及び5階に約6000平方メートルの温浴施設を計画している。フランチャイズとしては青島、無錫に続く3店舗目となる。
アイドマMC<9466>:578円(+10円)
4日ぶり反発。立会外分売の実施を発表している。予定株式数は67万5000株、予定期間は17年1月11日から13日まで。同社は東証本則市場(1部または2部)への市場変更申請を17年3月期中に行う計画で、今回の立会外分売は本則市場への市場変更における形式要件である株主数の充足を図るためとしている。市場変更への期待から物色が向かっているようだ。
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