【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家元・社長:利用ユーザーの興味連動型広告配信技術が光るGunosyを深掘り特集
[17/06/13]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家元・社長氏(ブログ「元投資顧問会社社長のチラシの裏」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2017年6月8日18時に執筆
7月の決算発表銘柄(四半期含む)をザッピングしていた所、興味深いチャートの形をしている銘柄が目に止まりました。
本日はキュレーション・ニュースアプリを展開しているGunosy<6047>を深掘り特集していきたいと思います。
■Gunosy<6047>の会社情報
▽Gunosy<6047>とは?
Gunosy<6047>は、ニュースキュレーションアプリを展開している企業で、アプリを利用するユーザーの興味に連動した配信広告の最適化に強みを持つITベンチャー企業です。
ニュースやエンターテイメント記事を中心に、ネット上に公開されている様々な情報を取得、独自のアルゴリズムにより自動的に分類、興味のあるユーザーに自動的に配信する仕組みを取っており、2013年のアプリリリースから現在まで、アプリの累計ダウンロード数は1,800万ダウンロード(2017年1月13日発表の、2017年5月期第2四半期の決算より)を超えています。
2016年1月14日には、KDDI<9433>とスマートフォン向けメディア事業における業務提携に合意。300媒体以上のニュースソースを対象としたスマートフォン向けニュース配信アプリ『ニュースパス』を提供しています。
■Gunosy<6047>のチャート分析
Gunosy<6047>の現在株価は、2,125円(2017年6月8日終値)となっています。
▽日足で考えるGunosy<6047>の短期売買シナリオ
Gunosy<6047>の日足チャートを見てみると、
・2016年6月24日の安値590円
・2016年9月21日の安値805円
を結ぶラインと、
・2016年9月21日の安値805円
・2016年12月7日の安値1,118円
を結ぶラインの2つが下値支持線として機能しています。
・2017年3月2日の高値2,850円
・2017年5月31日の高値2,391円
を結んだラインが上値抵抗線として存在しています。
2つの下値支持線が存在していることから分かる通り、下値は順調に切り上がっている状態。また、1,900円台後半にも節目が存在しており、下値は底堅い状態にあると考えることも出来ますね。
気になるのが、2017年1月16日に株価の急上昇により窓を開けて上昇している点。この窓を埋めに来たとしたら、1,600円台後半までの押しも想定しておかなければなりません。
現状、持ち合い状態を煮詰めるチャート形状となってきているため、短期で考えるエントリーポイントは以下のように想定しておくのが良いかと思います。
短期売買エントリーポイント:上値抵抗線を終値ベースで突破してきたタイミングでエントリー
▽週足で考えるGunosy<6047>の中長期売買シナリオ
Gunosy<6047>の週足チャートを見てみても、日足同様に下値を切り上げる展開が続いています。
基本的には日足での分析と同様になりますが、中・長期投資の対象として考えた場合には、株主優待制度や株主配当制度を設定していない事を加味し、出来る限り押した所で拾っていきたいところです。
となると、2017年1月16日の上昇で開けた窓の存在に注目し、この窓を埋めに来るまでじっと待つというのも一つの戦略ではないでしょうか。
中長期売買エントリーポイント:1,600円台後半まで押してくるまで待っての打診エントリー
■Gunosy<6047>の総合評価
※2017年6月8日段階
アプリ利用者の拡大傾向が継続すると共に、強みを持つ興味連動型広告が急成長中。加えて、採算があわなかった漫画アプリなどは撤退しており、経営資源の集中で更なる業績の上積みに意欲的に取り組んでいることが伺えます。
スマホのキュレーションアプリとしては知名度、利用者共にしっかりとした土台を築きつつあるGunosy<6047>ですが、スマートニュースなどの競合アプリとの明確な差別化はまだまだ出来ていないのが現状。
今後の利用者増大については、競合アプリでありダウンロード数で先行しているスマートニュースとの差別化が一つのポイントとなって来るのではないかと、個人的には考えています。
とは言え、Gunosy<6047>の興味連動型広告配信は非常に有望な技術だと思います。Gunosy<6047>のアルゴリズムの制度を考えると、人工知能(AI)関連銘柄としても非常に有望。長期的にウォッチしていこうと思います。
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執筆者名:元・社長
ブログ名:元投資顧問会社社長のチラシの裏
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※2017年6月8日18時に執筆
7月の決算発表銘柄(四半期含む)をザッピングしていた所、興味深いチャートの形をしている銘柄が目に止まりました。
本日はキュレーション・ニュースアプリを展開しているGunosy<6047>を深掘り特集していきたいと思います。
■Gunosy<6047>の会社情報
▽Gunosy<6047>とは?
Gunosy<6047>は、ニュースキュレーションアプリを展開している企業で、アプリを利用するユーザーの興味に連動した配信広告の最適化に強みを持つITベンチャー企業です。
ニュースやエンターテイメント記事を中心に、ネット上に公開されている様々な情報を取得、独自のアルゴリズムにより自動的に分類、興味のあるユーザーに自動的に配信する仕組みを取っており、2013年のアプリリリースから現在まで、アプリの累計ダウンロード数は1,800万ダウンロード(2017年1月13日発表の、2017年5月期第2四半期の決算より)を超えています。
2016年1月14日には、KDDI<9433>とスマートフォン向けメディア事業における業務提携に合意。300媒体以上のニュースソースを対象としたスマートフォン向けニュース配信アプリ『ニュースパス』を提供しています。
■Gunosy<6047>のチャート分析
Gunosy<6047>の現在株価は、2,125円(2017年6月8日終値)となっています。
▽日足で考えるGunosy<6047>の短期売買シナリオ
Gunosy<6047>の日足チャートを見てみると、
・2016年6月24日の安値590円
・2016年9月21日の安値805円
を結ぶラインと、
・2016年9月21日の安値805円
・2016年12月7日の安値1,118円
を結ぶラインの2つが下値支持線として機能しています。
・2017年3月2日の高値2,850円
・2017年5月31日の高値2,391円
を結んだラインが上値抵抗線として存在しています。
2つの下値支持線が存在していることから分かる通り、下値は順調に切り上がっている状態。また、1,900円台後半にも節目が存在しており、下値は底堅い状態にあると考えることも出来ますね。
気になるのが、2017年1月16日に株価の急上昇により窓を開けて上昇している点。この窓を埋めに来たとしたら、1,600円台後半までの押しも想定しておかなければなりません。
現状、持ち合い状態を煮詰めるチャート形状となってきているため、短期で考えるエントリーポイントは以下のように想定しておくのが良いかと思います。
短期売買エントリーポイント:上値抵抗線を終値ベースで突破してきたタイミングでエントリー
▽週足で考えるGunosy<6047>の中長期売買シナリオ
Gunosy<6047>の週足チャートを見てみても、日足同様に下値を切り上げる展開が続いています。
基本的には日足での分析と同様になりますが、中・長期投資の対象として考えた場合には、株主優待制度や株主配当制度を設定していない事を加味し、出来る限り押した所で拾っていきたいところです。
となると、2017年1月16日の上昇で開けた窓の存在に注目し、この窓を埋めに来るまでじっと待つというのも一つの戦略ではないでしょうか。
中長期売買エントリーポイント:1,600円台後半まで押してくるまで待っての打診エントリー
■Gunosy<6047>の総合評価
※2017年6月8日段階
アプリ利用者の拡大傾向が継続すると共に、強みを持つ興味連動型広告が急成長中。加えて、採算があわなかった漫画アプリなどは撤退しており、経営資源の集中で更なる業績の上積みに意欲的に取り組んでいることが伺えます。
スマホのキュレーションアプリとしては知名度、利用者共にしっかりとした土台を築きつつあるGunosy<6047>ですが、スマートニュースなどの競合アプリとの明確な差別化はまだまだ出来ていないのが現状。
今後の利用者増大については、競合アプリでありダウンロード数で先行しているスマートニュースとの差別化が一つのポイントとなって来るのではないかと、個人的には考えています。
とは言え、Gunosy<6047>の興味連動型広告配信は非常に有望な技術だと思います。Gunosy<6047>のアルゴリズムの制度を考えると、人工知能(AI)関連銘柄としても非常に有望。長期的にウォッチしていこうと思います。
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執筆者名:元・社長
ブログ名:元投資顧問会社社長のチラシの裏
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