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注目銘柄ダイジェスト(前場):東芝、任天堂、ユニファミマなど

注目トピックス 日本株
東芝<6502>:311.16円(-円)
大幅続落。今月末が提出期限となっている17年3月期の有価証券報告書の提出を先送りする方針を固めたと一部で報じられている。関東財務局に対して、少なくとも1カ月程度の延期を月末にも申請するもよう。監査法人との意見調整が難航し、決算の承認を得るめどが立たないことが背景にあるようだ。上場廃止審査に影響が出るのではといった警戒感が先行。


小野薬<4528>:2341円(+119.5円)
大幅反発。発行済み株式数の3.77%にあたる2000万株、500億円を上限に自社株買いを実施すると発表、本日から9月29日までを取得期間としている。また、10月末には最大5000万株の消却も予定しているようだ。1株当たりの価値向上を図って株価の下支えを目指す。株主価値の向上や需給期待のほか、昨年高値から半値以下の水準にまで調整しているなか、会社側の株価意識もポジティブ視される展開に。


大真空<6962>:1949円(396円)
急騰。世界最小で最薄の水晶振動子と発振器を開発したと前日に発表、期待材料視されている。従来品と比べ厚さを半分以下、体積を最大で10分の1以下に小型化しているもよう。高品質が求められる車載向けや、高周波対応が必要なWi-Fiやサーバー向けに展開するようだ。18年5月に量産を開始、初回の量産ラインでは数百万個規模の生産を目指す計画。PBR水準の極端な割安感なども意識される形に。


ユニファミマ<8028>:6350円(+270円)
大幅反発。ドンキHD<7532>と業務提携に向けた検討を開始と発表している。業務提携の具体的な内容については半年をメドに具体化していくもよう。小売事業における共同での出店開発、商品の共同開発・仕入れ、物流機能の合理化などが検討項目のようだ。同社にとっては、提携によって低採算のGMS事業のテコ入れが図れるのではといった期待感が先行する格好とみられる。


任天堂<7974>:34980円(+820円)
続伸。東海東京証券では目標株価を35000円から56000円に引き上げている(Outperformを継続)。今後も6月には「ARMS」、7月には「スプラトゥーン2」、冬には「スーパーマリオ オデッセイ」と自社大型タイトルが連続投入される計画で、スイッチ本体の販売モメンタムは高水準を維持するとみているようだ。その他、スマホゲームなどの収益貢献も織り込み、18年3月期の営業利益予想を1017億円から1373億円に引き上げている。


ツムラ<4540>:4645円(+360円)
大幅続伸。モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断を「イコールウェイト」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も3600円から5300円に引き上げている。生薬価格下落による利益回復局面入りが想定よりも早く始まったと評価している。依然としてバリュエーションに割高感はなく、20年3月期には過去最高益の更新が可能であり、依然として投資魅力は高いと判断しているもよう。


森永乳<2264>:945円(+40円)
大幅反発。朝方から強い動きが目立っている。東海東京証券では投資判断「アウトパフォーム」継続で、目標株価を1110円から1240円に引き上げている。最終消費者は乳製品に対して健康食材として注目していると考えられ、乳製品への支出は長期的にみて増加していくと判断しているもよう。積極的な設備投資を背景としたBtoB事業の成長、ヨーグルト、チーズ、アイスクリームなど高付加価値商品の成長で、当面は増収増益継続を予想。


イデアインター<3140>:1515円(+178円)
大幅反発。一時1600円に乗せ上場来高値を更新した(株式分割考慮後)。親会社のRIZAP−G<2928>とマーケティング戦略の強化及び販売機会の最大化に関する協業方針について合意に至ったと発表している。RIZAP−Gのマーケティング分野におけるノウハウを本格的に導入するほか、グループ各社の持つ幅広い販路及び顧客基盤を活用する。同社は5月の決算発表後に人気化し、足元でもRIZAP−Gとのシナジーへの期待が高い。


サイバーダイン<7779>:1488円(+24円)
7日ぶり反発。VR(仮想現実)技術を手掛けるベンチャー企業のミライセンスに約2億円を出資すると一部メディアが報じている。この報道によれば、サイバーダインは仮想空間の物体に触った感覚などを指先で再現するミライセンスの技術を18年にも導入し、歩行機能が低下した難病患者の治療などに使うロボットの操作性を高めるという。出資比率は10%超となり、取締役の派遣などはしないようだ。


ザイン<6769>:1196円(+77円)
急反発。「MIPI CSI-2」インターフェースに直結可能なV-by-One HS新製品「THCV241-Q」を今月より量産出荷すると発表している。イメージセンサはMIPICSI-2インターフェースを搭載することが一般的となっているが、MIPI CSI-2インターフェースは規格上撮像データの伝送距離に制約が生じるという。THCV241-QはMIPI CSI-2インターフェースをV-by-One HSインターフェースに変換することで伝送距離を15mまで大幅に伸ばせる。



<DM>

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