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日本アジア投資---従来連結基準の1Qは経常利益が7倍超に増加、通期は3期連続の黒字を目指す

注目トピックス 日本株
日本アジア投資<8518>は10日、2018年3月期第1四半期(17年4〜6月)連結決算を発表した。ファンド連結基準では、営業収益が前年同期比35.5%減の6.73億円、営業利益が同356.3%増の1.53億円、経常利益が0.99億円(前年同期は0.36億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益が3.07億円(同0.86億円の損失)となった。
また、従来連結基準では、営業収益が前年同期比20.7%減の7.17億円、営業利益が同279.6%増の3.08億円、経常利益が同741.9%増の2.84億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が2.81億円(前年同期は0.60億円の損失)であり、経常利益が7倍超に増加した。

同社グループの自己勘定及び同社グループが管理運営するファンドからの投資実行額は、総計で8社、前年同期比16.7%増の5.88億円となった。また、投資残高は、187 社、170.73 億円(前期末は196 社、165.58億円)となった。

プライベートエクイティ事業においては、創薬ベンチャーのレグイミューンなどに投資を行った。投資回収については、既にIPOを果たした国内企業の株式売却を進めたが、国内の未上場企業の株式売却が前年同期に比べ減少したため前年同期に比べ減収となった。
再生可能エネルギー投資事業においては、既存プロジェクトへの追加の投資を行ったほか、固定買取価格が30円台のプロジェクト1件、2.4MWに対し、新規に投資を実行した。他方、2件、合計3.0MW(うち同社持分3.0MW)のプロジェクトを売却した。その売却益や売電中のメガソーラープロジェクトからの売電収入等が利益に貢献した。

当第 1 四半期末現在において投資をしているプロジェクトは、売却や他回収済みの案件を除き、合計で22 件113.2MWとなった。このうち、同社が出資した持分に帰属する部分は 65.2MWとなる。なお、当第1 四半期において3件、合計6.5MWのプロジェクトで売電を開始している。

2018年3月期通期の連結業績予想については、合理的な業績予想が困難なため、行っていないが、投資家の利便性を図るべく、業績予想に代えて数値の合理性は低いが「従来連結基準による見込値」を開示している。
それによると、営業収益が前期比19.7%増の47.00億円、営業利益が同10.4%減の7.50億円、経常利益が同24.3%減の5.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同15.1%減の4.70億円の見込み。3期連続の黒字を目指している。




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