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RSテクノ Research Memo(4):ウェーハ事業の好調で大幅増収増益。通期予想に対する進捗率は80%以上

注目トピックス 日本株
■業績の動向

1. 2017年12月期第3四半期決算の概要
RS Technologies<3445>の2017年12月期第3四半期は、売上高7,874百万円(前年同期比25.6%増)、営業利益2,069百万円(同132.3%増)、経常利益2,251百万円(同357.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,501百万円(同519.8%増)と大幅な増収増益で着地した。

事業セグメント別では、主力のウェーハ事業セグメントの今第3四半期売上高は6,692百万円(前年同期比43.0%増)、営業利益2,283百万円(同139.2%増)と大幅増収増益で着地した。詳細は後述するが、好調な半導体生産に支えられ、再生ウェーハの需要も高水準で推移するなか、同社は日本・台湾の両工場で順調な操業を続けたことが好業績につながったとみられる。

半導体製造装置の買取・販売事業は売上高1,119百万円(前年同期比26.1%減)、営業利益153百万円(同23.6%減)と減収減益となった。このセグメントは半導体製造装置の取り扱いを主たる事業と位置付けているが、現状は消耗品や電子部品などの取り扱いも多い。2016年12月期においては、一過性の液晶モジュールの中国向け販売が急拡大し、セグメントの収益を押し上げた。今2017年12月期は液晶モジュールの取引が減少する見通しで臨んだところ、予想以上には取引が継続したものの前年同期の水準には及ばず、反動減となった。

その他事業はソーラー事業(三本木工場における太陽光発電事業)や技術コンサルティングからの収入で構成されている。今第3四半期は売上高76百万円、営業利益55百万円といずれも前年同期比横ばい圏で着地した。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)


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