個人投資家株ファイター:物流関連銘柄【FISCOソーシャルレポーター】
[18/01/23]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「株ファイター」氏(ブログ「株ファイターの株報道」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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2018年1月15日15時に執筆
近年、物流業界は大きな変革期を迎えている。特に国内では人手不足によって労働環境の大幅な改善が各社で実施されており、市場内外の注目度も高い。その背景にはネット通販事業の台頭があり、作業量の多さは人手だけで対応することが難しくなっている。そこで、今回はロボット導入など新たなビジネス機会が生まれている物流の関連銘柄を紹介しておこう。
■物流の昨今
物流業界にとって悩みの種となっているのが、近年台頭してきている各社のネット通販だろう。特に世界最大の通販サイトを運営する米アマゾン・ドット・コムが実施している即日配送は消費者だけでなく、物流業界にも大きな変化をもたらしている。
国内企業では従来、仕事量が増える時期に多くの人員を充てることで配達日時やサービスの質を守るようにしてきた。しかしながら、近年のネット通販の台頭によってこれが難しくなりつつある。インターネットは物流のあり方をも変えようとしている。
■物流の投資対象としての注目ポイント
ネット通販が当たり前となった現在、人手不足の問題も同時に物流業界の大きな痛手となっている。大手企業などではこの問題を解消するため、施設内にコンビニエンスストアや託児所を設置するなど、働きやすい環境を整えているところも少なくない。
しかしながら、どれだけ良い施設を作っても人が集まらないことには意味がない。そこで注目を集めているのが、物流業務を支援してくれるロボットの導入だ。まだまだ試験的な部分があるものの、物流業務のあり方を変えてくれるかもしれない。
■株ファイターオススメの物流関連銘柄
<9843>ニトリホールディングス
全国に大型家具からインテリア用品まで数多く取り扱っている家具店をチェーン展開している同社。商品の8割を自社開発し、低価格帯の商品販売を売りにしている。店舗数も年々増加傾向にあり、製造から物流・販売まで一貫して自社で行うモデルが強みだ。また子会社が持つ大阪の物流センターに搬送ロボットを約80台導入するなど、物流現場の省力化に取り組んでいる。このことから物流関連銘柄として注目度は高いぜ。
<1925>大和ハウス工業
戸建・賃貸・マンションなど住宅大手メーカーの一角を担っている同社。商業施設事業のウェイトが高いが、近年では中古住宅事業やヒューマン・ケア事業などを育成し、多角化を目指しているぞ。また埼玉県で同社最大の物流施設の建設に着手している。2020年に完成予定となっているが、食堂、休憩スペース、コンビニエンスストアを設置するなど従業員の満足度を高める環境づくりにも注力している。このことから物流関連銘柄として注目したい銘柄だ。
<7013>IHI
陸上・航空宇宙・船舶海洋関連の総合重機を製造し、具体的には航空エンジンや機械プレス、大型ボイラー、原子炉格納容器、LNG貯蔵タンクなどを展開している同社。防衛関連銘柄としての見方もあるが、物流設備においてパレットに積まれたケースの荷卸し作業を自動で行うシステムに、AIを搭載して認証能力を大幅に向上させた製品を開発し、国内での販売をスタートさせるぞ。こういった背景から物流関連銘柄として期待値は高い。
<9086>日立物流
日立グループの大手物流企業で、3PL事業に強みを持っている同社。他にも情報システムの開発・設計業務などを展開している。また物流新技術の開発を急いでおり、2020年までに倉庫内作業を一貫して自動化する「次世代センター」の開設を目指している。現在、その開設に先駆けて他の物流センターにおいて一部の搬送作業を自動化するなど新技術の導入が進んでいる。このことから物流関連銘柄として注目できるぜ。
<7752>リコー
主にオフィス機器や光学機器を手掛けている精密機器メーカーで、デジタル複合機においては世界でもトップクラスのシェアを誇っている。また従来の磁気式ではなく、光学式を採用した無人搬送車を開発。市販のビニールテープを使用することによって簡単・手軽に走路を構築でき、工程変更にも柔軟に対応できる。物流センター内の生産性向上に繋がるとして、物流関連銘柄として期待できるぞ。
■一言
近年、問題となっている人手不足により、物流業界も大きく変わろうとしている。特にネット通販が台頭してきたことが大きく、問題を解消するために各社の物流施設では様々な工夫が行われている。なかでも物流支援ロボットを導入する企業が増えてきており、生産性の向上にも繋がっている。こういった意味でも、株式市場で物流は投資テーマとして今後さらに注目されるかもしれない。
その他にも、話題のテーマ株であるIoT関連銘柄、AI関連銘柄、人工知能関連銘柄、仮想通貨関連銘柄、EV関連銘柄、自動運転関連銘柄、半導体関連銘柄、トランプ関連銘柄、バイオ関連銘柄、ロボット関連銘柄、リチウムイオン電池関連銘柄、ZMP関連銘柄などの情報を無料で公開しているから、興味があったら【株ファイターの株報道】と検索だ!
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執筆者名:株ファイター
ブログ名:株ファイターの株報道
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2018年1月15日15時に執筆
近年、物流業界は大きな変革期を迎えている。特に国内では人手不足によって労働環境の大幅な改善が各社で実施されており、市場内外の注目度も高い。その背景にはネット通販事業の台頭があり、作業量の多さは人手だけで対応することが難しくなっている。そこで、今回はロボット導入など新たなビジネス機会が生まれている物流の関連銘柄を紹介しておこう。
■物流の昨今
物流業界にとって悩みの種となっているのが、近年台頭してきている各社のネット通販だろう。特に世界最大の通販サイトを運営する米アマゾン・ドット・コムが実施している即日配送は消費者だけでなく、物流業界にも大きな変化をもたらしている。
国内企業では従来、仕事量が増える時期に多くの人員を充てることで配達日時やサービスの質を守るようにしてきた。しかしながら、近年のネット通販の台頭によってこれが難しくなりつつある。インターネットは物流のあり方をも変えようとしている。
■物流の投資対象としての注目ポイント
ネット通販が当たり前となった現在、人手不足の問題も同時に物流業界の大きな痛手となっている。大手企業などではこの問題を解消するため、施設内にコンビニエンスストアや託児所を設置するなど、働きやすい環境を整えているところも少なくない。
しかしながら、どれだけ良い施設を作っても人が集まらないことには意味がない。そこで注目を集めているのが、物流業務を支援してくれるロボットの導入だ。まだまだ試験的な部分があるものの、物流業務のあり方を変えてくれるかもしれない。
■株ファイターオススメの物流関連銘柄
<9843>ニトリホールディングス
全国に大型家具からインテリア用品まで数多く取り扱っている家具店をチェーン展開している同社。商品の8割を自社開発し、低価格帯の商品販売を売りにしている。店舗数も年々増加傾向にあり、製造から物流・販売まで一貫して自社で行うモデルが強みだ。また子会社が持つ大阪の物流センターに搬送ロボットを約80台導入するなど、物流現場の省力化に取り組んでいる。このことから物流関連銘柄として注目度は高いぜ。
<1925>大和ハウス工業
戸建・賃貸・マンションなど住宅大手メーカーの一角を担っている同社。商業施設事業のウェイトが高いが、近年では中古住宅事業やヒューマン・ケア事業などを育成し、多角化を目指しているぞ。また埼玉県で同社最大の物流施設の建設に着手している。2020年に完成予定となっているが、食堂、休憩スペース、コンビニエンスストアを設置するなど従業員の満足度を高める環境づくりにも注力している。このことから物流関連銘柄として注目したい銘柄だ。
<7013>IHI
陸上・航空宇宙・船舶海洋関連の総合重機を製造し、具体的には航空エンジンや機械プレス、大型ボイラー、原子炉格納容器、LNG貯蔵タンクなどを展開している同社。防衛関連銘柄としての見方もあるが、物流設備においてパレットに積まれたケースの荷卸し作業を自動で行うシステムに、AIを搭載して認証能力を大幅に向上させた製品を開発し、国内での販売をスタートさせるぞ。こういった背景から物流関連銘柄として期待値は高い。
<9086>日立物流
日立グループの大手物流企業で、3PL事業に強みを持っている同社。他にも情報システムの開発・設計業務などを展開している。また物流新技術の開発を急いでおり、2020年までに倉庫内作業を一貫して自動化する「次世代センター」の開設を目指している。現在、その開設に先駆けて他の物流センターにおいて一部の搬送作業を自動化するなど新技術の導入が進んでいる。このことから物流関連銘柄として注目できるぜ。
<7752>リコー
主にオフィス機器や光学機器を手掛けている精密機器メーカーで、デジタル複合機においては世界でもトップクラスのシェアを誇っている。また従来の磁気式ではなく、光学式を採用した無人搬送車を開発。市販のビニールテープを使用することによって簡単・手軽に走路を構築でき、工程変更にも柔軟に対応できる。物流センター内の生産性向上に繋がるとして、物流関連銘柄として期待できるぞ。
■一言
近年、問題となっている人手不足により、物流業界も大きく変わろうとしている。特にネット通販が台頭してきたことが大きく、問題を解消するために各社の物流施設では様々な工夫が行われている。なかでも物流支援ロボットを導入する企業が増えてきており、生産性の向上にも繋がっている。こういった意味でも、株式市場で物流は投資テーマとして今後さらに注目されるかもしれない。
その他にも、話題のテーマ株であるIoT関連銘柄、AI関連銘柄、人工知能関連銘柄、仮想通貨関連銘柄、EV関連銘柄、自動運転関連銘柄、半導体関連銘柄、トランプ関連銘柄、バイオ関連銘柄、ロボット関連銘柄、リチウムイオン電池関連銘柄、ZMP関連銘柄などの情報を無料で公開しているから、興味があったら【株ファイターの株報道】と検索だ!
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執筆者名:株ファイター
ブログ名:株ファイターの株報道
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