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アンビション Research Memo(5):2019年6月期予想は売上高・各利益ともに過去最高を更新する予想

注目トピックス 日本株
■今後の見通し

● 2019年6月期の業績見通し
AMBITION<3300>の2019年6月期通期の連結業績は、売上高が前期比20.6%増の28,085百万円、営業利益が同13.9%増の1,300百万円、経常利益が同7.0%増の1,088百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同5.9%増の648百万円と、大きく飛躍した前期を超える業績を予想する。

主力のプロパティマネジメント事業では、サブリース戸数の更なる増加を計画する。第1四半期時点で約580戸の大口のサブリースを受託しており、滑り出しは好調だ(前期のサブリース戸数の増加は553戸/年)。また、ヴェリタスが今後販売するマンションの管理・サブリースも受託が期待され、業績の積み増しが期待できる。今後は、入居率を早期に昨年レベルの高水準にできるかが焦点となるだろう。今期のヴェリタスの新規開発物件の年間引渡し予定戸数は250戸から300戸を想定する。2018年7月に販売開始した「PREMIUM CUBE G 市谷甲良町」を始め、好立地の物件が販売される予定である。前期はヴェリタスの9ヶ月分の業績が連結されたが、今期は年間を通した連結となる。また、3本目の柱である賃貸仲介事業は、店舗を展開するルームピア、バローともに足元堅調であり、安定した成果が期待できる。その他、利益水準を押し上げる要因となりうるポイントでは、IT化推進による業務効率・生産性のアップ(不動産テック)、営業組織体制の強化等によるシナジー効果、保険事業・電力事業などによる追加収入などがある。

同社は2018年6月期に3回の業績上方修正を行った。期初の売上高計画15,099百万円、経常利益計画300百万円に対して、売上高実績23,278百万円、経常利益実績1,017百万円で着地した。この成長はヴェリタスの連結による効果を差し引いても、余裕を持って計画を達成したことになる。2019年6月期の予想に関しても、例年どおり、保守的な予想と捉えるのが妥当だろう。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)



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