アンビション Research Memo(6):売上高1,000億円(4.3倍)、営業利益100億円(8.8倍)を目指す
[18/10/24]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■中長期の成長戦略・トピック
1. 「AMBITION DREAM 1000」を発表
AMBITION<3300>はこれまで急成長を遂げてきたが、今後も積極的に成長機会に挑戦していくことを宣言するために、売上高で1,000億円、営業利益で100億円を中期的に目指す「AMBITION DREAM 1000」を発表した。2018年6月期の売上高からすると、売上高で4.3倍、営業利益で8.8倍でありハードルが高いものの、同社は過去3年間で、売上高で3.3倍、営業利益で6.2倍に拡大しており、非現実な数字ではない。既存事業では新規物件の拡大による成長と不動産テックの推進による収益向上が基本戦略となる。上乗せ分の事業に関しては以下の4点の組み合わせで取り組む。
(1) M&Aの推進
(2) 保険事業の育成
(3) RPA事業
(4) IoT関連
これまでのM&Aでは、ルームピア、バロー、ヴェリタスいずれのケースでも連結後に買収先の増益を達成しており、買収及びその後の融合、相乗効果の顕在化に自信を深めている。
2. 不動産テック(RPA)で自社業務を効率化、その先の業界効率化へ
同社は業界でもいち早く顧客対応においてチャットツールやAIを活用し、業務の効率化と顧客満足の向上に役立ててきた。現在では、入居希望者だけでなく、入居者や不動産オーナーとのコミュニケーションもITツールを使って効率的にできる体制にある。
同社は2018年5月にRPAテクノロジーズ(株)との業務提携を発表した。狙いは、自社業務の効率化にとどまらず、不動産業界向けのRPA事業への参入である。同社が持つ不動産業の現場のノウハウと、RPAテクノロジーズが持つRPA領域での豊富な知見を連携することで、人とロボットを組み合わせた新しいビジネスソリューションを生み出す計画だ。手始めに同社自体の業務をRPAで効率化しており、40種類以上に及ぶ対象業務のうち数十種類に関してはロボットが業務を代替するまで進捗している(物件情報入力ロボ、債権入力ロボなど)。特に同社は1万7千件を超える不動産管理業務を行っており、毎月発生する定型入力業務は膨大だ。本年度中には、ソリューション(商品)を確立し、全国12万社以上ある不動産業界に提供し、業界の「働き方改革」に貢献したい考えだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
<HN>
1. 「AMBITION DREAM 1000」を発表
AMBITION<3300>はこれまで急成長を遂げてきたが、今後も積極的に成長機会に挑戦していくことを宣言するために、売上高で1,000億円、営業利益で100億円を中期的に目指す「AMBITION DREAM 1000」を発表した。2018年6月期の売上高からすると、売上高で4.3倍、営業利益で8.8倍でありハードルが高いものの、同社は過去3年間で、売上高で3.3倍、営業利益で6.2倍に拡大しており、非現実な数字ではない。既存事業では新規物件の拡大による成長と不動産テックの推進による収益向上が基本戦略となる。上乗せ分の事業に関しては以下の4点の組み合わせで取り組む。
(1) M&Aの推進
(2) 保険事業の育成
(3) RPA事業
(4) IoT関連
これまでのM&Aでは、ルームピア、バロー、ヴェリタスいずれのケースでも連結後に買収先の増益を達成しており、買収及びその後の融合、相乗効果の顕在化に自信を深めている。
2. 不動産テック(RPA)で自社業務を効率化、その先の業界効率化へ
同社は業界でもいち早く顧客対応においてチャットツールやAIを活用し、業務の効率化と顧客満足の向上に役立ててきた。現在では、入居希望者だけでなく、入居者や不動産オーナーとのコミュニケーションもITツールを使って効率的にできる体制にある。
同社は2018年5月にRPAテクノロジーズ(株)との業務提携を発表した。狙いは、自社業務の効率化にとどまらず、不動産業界向けのRPA事業への参入である。同社が持つ不動産業の現場のノウハウと、RPAテクノロジーズが持つRPA領域での豊富な知見を連携することで、人とロボットを組み合わせた新しいビジネスソリューションを生み出す計画だ。手始めに同社自体の業務をRPAで効率化しており、40種類以上に及ぶ対象業務のうち数十種類に関してはロボットが業務を代替するまで進捗している(物件情報入力ロボ、債権入力ロボなど)。特に同社は1万7千件を超える不動産管理業務を行っており、毎月発生する定型入力業務は膨大だ。本年度中には、ソリューション(商品)を確立し、全国12万社以上ある不動産業界に提供し、業界の「働き方改革」に貢献したい考えだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
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