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セグエ Research Memo(5):通期予想利益の達成に余裕

注目トピックス 日本株
■セグエグループ<3968>の今後の見通し

● 2018年12月期の業績見通し
同社グループでは、2018年度のわが国経済について、海外経済の下振れリスクはあるものの、緩やかな景気回復の動きが継続すると予想している。また、同社グループの属する業界においては、引き続きIT全体に対する投資意欲の増加は継続するものと見込んでいる。

こうした環境を背景に、同社グループは自社開発製品の開発力強化及び販売推進、セキュリティ製品及びサービスの取扱い拡大の継続、新規商材と既存商材のクロスセルなどの取り組みにより事業の拡大を図る計画である。2018年12月期通期ついては2018年2月13日発表の期初予想を維持し、売上高8,436百万円(前期比8.3%増)、営業利益458百万円(同19.9%増)、経常利益459百万円(同4.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益362百万円(同13.5%増)を見込んでいる。

2018年12月期第3四半期決算において、売上高は通期業績予想の78.8%、営業利益は同84.8%、経常利益は同84.4%、当期純利益は同85.6%と、高い進捗率を記録している。同社では保守的に通期予想を据え置いているが、第4四半期は海外企業の年度末にあたるなど例年受注が増加する傾向にあることを考えると、通期予想利益の達成には余裕があると言えるだろう。

また、同社では自社製品SCVXについて、昨年度前半までの自治体向け特需がなくなって以降は、教育委員会のほか、金融機関、医療機関、製造業等の民間企業向け販売を強化してきたが、この第4四半期から来期上半期にかけて本格的に受注・売上として成果が見込まれる見通しである。さらに、上半期に実施したM&Aや業務提携の収益貢献も期待される。すなわち、2018年4月に子会社化したファルコンシステムコンサルティングは、開発力の強化を狙い、各グループ会社技術部門と連携強化を図る予定である。また、2018年5月に業務提携したグローバルセキュリティエキスパート(株)(GSX)はサイバーセキュリティに特化した会社であり、GSXが行うセキュリティ分野のコンサルティング、教育を通じて、GSXの顧客へ、同社グループの製品、サービスの販路が拡大されることを目している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)



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