プレサンス Research Memo(6):資産規模は3,000億円を突破。財務の安全性も堅持
[19/06/14]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■プレサンスコーポレーション<3254>の業績動向
2. 財務状況と経営指標
総資産は前期末比56,543百万円増の301,942百万円と増加した。主な増加は流動資産の53,430百万円増であり、仕掛販売用不動産の44,840百万円増や現金及び預金の10,615百万円増が寄与した。将来の売上高のバロメーターである仕掛販売用不動産は225,302百万円と高い水準に達している。一方、販売用不動産(完成在庫)は9,603百万円(前期比1,672百万円減)と仕掛販売用不動産と比べて極めて少額であり、供給したマンションを着実に販売できていることが読み取れる。
負債合計は前期末比37,096百万円増の207,323百万円となった。そのうち流動負債は15,379百万円増であり、1年内返済予定の長期借入金の12,040百万円増が主な要因である。固定負債は21,717百万円増であり、長期借入金の24,497百万円増が主な要因である。
このように、主に資金コストの低い有利子負債で資金調達し、将来の売上拡大に向けた仕入を順調に進めている。完成在庫も少なく、健全な財務状況と考えられる。
経営指標では、流動比率338.4%となっており短期の安全性の目安となる200%を大幅に超える。自己資本比率は30.7%であり、業界の平均的な水準である。仕入れを重視し高い成長を実現している同社だが、財務の安全性も堅持している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
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2. 財務状況と経営指標
総資産は前期末比56,543百万円増の301,942百万円と増加した。主な増加は流動資産の53,430百万円増であり、仕掛販売用不動産の44,840百万円増や現金及び預金の10,615百万円増が寄与した。将来の売上高のバロメーターである仕掛販売用不動産は225,302百万円と高い水準に達している。一方、販売用不動産(完成在庫)は9,603百万円(前期比1,672百万円減)と仕掛販売用不動産と比べて極めて少額であり、供給したマンションを着実に販売できていることが読み取れる。
負債合計は前期末比37,096百万円増の207,323百万円となった。そのうち流動負債は15,379百万円増であり、1年内返済予定の長期借入金の12,040百万円増が主な要因である。固定負債は21,717百万円増であり、長期借入金の24,497百万円増が主な要因である。
このように、主に資金コストの低い有利子負債で資金調達し、将来の売上拡大に向けた仕入を順調に進めている。完成在庫も少なく、健全な財務状況と考えられる。
経営指標では、流動比率338.4%となっており短期の安全性の目安となる200%を大幅に超える。自己資本比率は30.7%であり、業界の平均的な水準である。仕入れを重視し高い成長を実現している同社だが、財務の安全性も堅持している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
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