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アンジェス---3Qは2ケタ増収、HGF遺伝子治療用製品の販売により、製品売上高及びマイルストーン収入を計上

注目トピックス 日本株
アンジェス<4563>は10月28日、2019年12月期第3四半期(19年1月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比17.2%増の3.23億円、営業損失が23.58億円(前年同期は22.42億円の損失)、経常損失が23.85億円(同22.59億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失が27.70億円(同22.02億円の損失)となった。

当第3四半期累計期間においては、商品売上高が前年同期比38.5%減の1.70億円、製品売上高が同0.01億円増の0.01億円、研究開発事業収益が同1.52億円増の1.52億円となった。HGF遺伝子治療用製品「コラテジェン(R)」の販売開始により、製品売上高及びマイルストーン収入が計上された。なお、第2四半期をもって、ムコ多糖症VI型治療薬「ナグラザイム(R)」の販売は終了した。

事業費用は前年同期比6.5%増の26.82億円となった。売上原価は同37.5%減の0.84億円となり、要因としてはムコ多糖症VI型治療薬「ナグラザイム(R)」の販売が終了したことによるものとしている。研究開発費は同3.8%減の15.87億円となった。原材料の評価替及び臨床試験への使用に伴い、研究用材料費が0.75億円増加した。一方で、主に海外提携先への共同開発費用の減少等により、外注費が1.20億円減少した。同社グループのような研究開発型バイオベンチャー企業にとって研究開発は生命線であり、提携戦略により財務リスクの低減を図りながら、今後も研究開発投資を行っていく予定としている。販売費及び一般管理費は同37.8%増の10.10億円となった。主にHGF遺伝子治療用製品「コラテジェン(R)」の販売費用の発生及び新規事業へのコンサルタント契約に伴い、支払手数料が1.16億円増加した。ストック・オプションの付与により、株式報酬が0.61億円増加し、法人事業税の資本割額が増加したことより、租税公課が0.42億円増加した。この結果、損益面において、営業損失となった。

2019年12月通期については、同日、業績予想の修正を発表した。売上高は前期比45.1%減の3.35億円、営業損失は33.00億円、経常損失は33.00億円、親会社株主に帰属する当期純損失は37.00億円としている。



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