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サイオス---19年12月期は9期連続増収、過去最高の売上高を達成

注目トピックス 日本株
サイオス<3744>は5日、2019年12月期連結決算を発表した。売上高が前期比6.9%増の136.86億円、営業利益が同81.1%減の0.54億円、経常利益が同69.0%減の0.96億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同85.7%減の0.32億円となり、9期連続の増収を達成し、過去最高の売上高となった。

オープンシステム基盤事業の売上高は、前期比6.4%増の76.95億円、セグメント利益は同49.0%減の0.58億円となった。事業継続ソリューションは、主力自社製品の「LifeKeeper」の国内向け販売が順調に推移したこと、2018年12月に吸収合併したサードウェア社の製品ラインナップが加わったこと等により、好調な増収となった。また、Red Hat Enterprise LinuxをはじめとするRed Hat, Inc.関連商品は増収となった。利益面では、米国子会社において人件費、「LifeKeeper」の機能強化にかかる研究開発費が増加したこと等から減益となった。

アプリケーション事業の売上高は、前期比7.6%増の59.91億円、セグメント損失は0.04億円(前期は1.74億円の利益)となった。金融機関向けシステム開発・構築支援は、順調な増収となった。また、「Gluegentシリーズ」は堅調な増収となった。一方、MFP向けソフトウェア製品は、従来のソフトウェア販売モデル(売り切りモデル)から、第4四半期に開始したサブスクリプションでの販売への移行が想定を上回り、サブスクリプションでの売上が一括計上されず次期以降に按分されたため、減収となった。利益面では、金融機関向けシステム開発・構築支援において、上期に発生したプロジェクト遅延による不採算案件の影響を下期に補いきれず、減益となった。また、利益率の高い自社製品のMFP向けソフトウェア製品および金融機関向け経営支援システム販売が減収となったこと、「Gluegentシリーズ」等において研究開発費が増加したことにより、損失を計上した。

2020年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比4.5%増の143.00億円、営業利益が同45.6%増の0.80億円、経常利益が同3.9%増の1.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同23.6%増の0.40億円を見込んでいる。




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