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城南進学研究社---20年3月期は売上高が67.46億円、スポーツ事業が堅調に推移

注目トピックス 日本株
城南進学研究社<4720>は22日、2020年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比2.8%減の67.46億円、営業損失が6.79億円(前期は3.85億円の損失)、経常損失が6.58億円(同3.59億円の損失)、親会社株主に帰属する当期純利益が2.99億円(同5.40億円の損失)となった。

教育事業の売上高は前期比3.1%減の63.88億円となった。従来の集団授業を行う「城南予備校」の運営を2020年3月に全て終了し、AIを使った自立学習とプロ講師による指導、徹底したICT学習管理を行う「城南予備校DUO」へ移行した。「城南予備校DUO」は3月末時点で東京都に6校、神奈川県に6校、千葉県に1校、埼玉県に1校の全14校舎となった。個別指導部門では、個別指導教室「城南コベッツ」を全国に展開している。城南予備校DUOでの好評を受け、「城南コベッツ」にもAIによる個別最適化学習を導入し、一定の売上高を確保している。映像授業部門では、「河合塾マナビス」が、映像授業のニーズ拡大を背景に、これまで培ったノウハウを活かして規模を拡大しており、安定した売上高となっている。児童教育部門は、積極的なM&Aにより事業の拡大を進めた。“経済産業省「未来の教室」実証事業”に採択された、同社のWEB学習システム「デキタス」は多くの学校、自治体、学習塾で導入が進んでいる。さらに「デキタス」「デキタス・コミュ」「Jシリーズ映像授業」は、経済産業省「学びを止めない未来の教室」に参画しており、新型コロナウイルス感染症による学校休業対策としても国内外にサービスの提供を行っている。

スポーツ事業の売上高は前期比2.2%増の3.57億円となった。子会社である久ケ原スポーツクラブには、約3千人が在籍している。同クラブの在籍者において、同クラブが運営する学童保育やWEB学習システム「デキタス」の利用者も増加している。その結果、スポーツと勉強の両立が可能となり、スポーツクラブの定着率が向上している。

2021年3月期通期の連結業績予想については、新型コロナウイルス感染症による影響を現段階において合理的に算定することが困難であるため未定としている。今後、業績予想が可能となった時点で速やかに公表する。




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