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ネクスグループ---1Q減収も、ブランドリテールプラットフォーム事業の店舗事業とオンライン事業はほぼ計画通りに推移

注目トピックス 日本株
ネクスグループ<6634>は13日、2021年11月期第1四半期(20年12月-21年2月)連結決算を発表した。売上高が前期比44.5%減の12.33億円、営業損失が2.40億円(前年同期は0.79億円の損失)、経常損失が2.10億円(同0.76億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失が1.62億円(同0.91億円の損失)となった。

IoT関連事業の売上高は前年同期比57.5%減の1.32億円、営業損失は0.39億円(前年同期は0.37億円の損失)となった。ネクスは、IoT技術をベースに「IoT×ブロックチェーン技術」「IoT×AI技術」など、「IoT×新技術」を活用した新たなソリューションの提供を目指している。既存製品については2019年度米国防権限法(NDAA2019)に関わる企業の製品からの切り替え需要により、引き続き製品の販売が伸長している。また、テレワークを導入する企業が増加しており、在宅勤務で使用するPC/タブレットからの企業ネットワークへの接続などで幅広く利用されることで需要が継続している。農業ICT事業(NCXX FARM)について、「6次産業化事業」では、2018年より販売を開始したGOLDEN BERRY(食用ほおずき)の専用のサイトを設け、青果に加えて加工品の「GOLDEN BERRYアイス」の販売を開始し好評を得ている。また、フランチャイズ事業では、同社独自の特許農法とICTシステムの提供に加えて、顧客の要望に沿った多種多様な農法・システム・農業関連製品の提供を行う農業総合コンサルティングサービスを開始した。

インターネット旅行事業の売上高は前年同期比94.7%減の0.22億円、営業損失は0.54億円(前年同期は0.25億円の損失)となった。イー・旅ネット・ドット・コムでは、中小旅行会社向けのBtoBサービスの営業を、緊急事態宣言解除後に速やかに行えるように準備を行った。ウェブトラベルでは、の「GoToトラベルキャンペーン」の再開に向けて、競合他社との差別化を意識したモデルプラン作成や旅行見積り依頼の提携先を増やした。また、海外旅行においては、「次に行きたい海外旅行の事前登録」サービスを開始し既に200名を超える登録がある。また、トラベルコンシェルジュが旅行以外の特技を活かせる場として始めたクラウドソーシング事業も、グループ内からの受注が増えた。グロリアツアーズは、2021年に延期になった東京パラリンピックの開催に向け、海外の競技大会への派遣や国内大会のサポート、強化合宿の需要が増えた。

ブランドリテールプラットフォーム事業の売上高は前年同期比28.8%減の10.48億円、営業損失は1.05億円(前年同期は0.09億円の利益)となった。チチカカでは、前期に引き続き、不採算店舗の閉店や人員体制の見直しなどによる構造改革を進めている。店舗事業においては新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けたものの、当第1四半期では売上計画比100.8%を達成した。オンライン事業は計画比98%とほぼ計画通りに推移している。さらにEC事業を拡大していくための取り組みとしては、初めてのインスタライブ実施を準備中である。

暗号資産・ブロックチェーン事業では、暗号資産市場の動向と資金効率を踏まえた安定的な運用を行っている。

2021年11月期の連結業績予想については、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う先行き不透明な現在の状況が、同社グループの事業活動や経営成績に影響を及ぼす可能性があるものの、その影響を現時点で適正かつ合理的に算定することが困難なことから、未定としている。今後、合理的な算定が可能となった段階で改めて公表するとしている。




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