高千穂交易 Research Memo(3):システム事業とデバイス事業が2本柱。海外では防火システムも手掛ける(1)
[21/08/06]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■事業概要
1. 事業概要
高千穂交易<2676>の事業セグメントは、システム事業とデバイス事業に分けられており、各セグメントの売上高(2021年3月期)は、システム事業12,689百万円(売上高比率61.6%)、デバイス事業7,901百万円(同38.4%)となっている。
なお2020年3月期から、システム事業のサブセグメントをそれまでの「商品を中心とした分類」から「市場を中心とした分類」へ変更した。新しいサブセグメントは、リテールソリューション、オフィスソリューション、グローバル、サービス&サポートの4つに区分された。デバイス事業は電子プロダクトと産機プロダクトのサブセグメントに分けられており、これらは以前と変わっていない。
以下は各セグメント及びサブセグメントの概要である。
2. システム事業
(1) リテール(2021年3月期システム事業売上高に占める比率34.7%)
商品監視システム・映像監視システム(監視カメラ・監視映像記録装置)・セキュリティタグ等のセキュリティ機器及び入店カウンターなど販売支援や省人化対策を目的とした店舗管理機器のシステム設計・販売、設置、システム全般の運用支援サービスなどを行っており、ショッピングセンターなどの大型店舗からドラッグストアなどの小型店舗に至る小売・流通業全般の幅広い顧客層に販売している。
グループ会社のマイティキューブ(株)は、商品監視用自鳴式タグシステムの開発及び販売を行っており、ホームセンターや家電量販店を中心に幅広い顧客層と取引している。
(2) オフィス(同28.4%)
入退室管理システムやネットワーク関連機器(クラウド型無線LANシステム等)及び商品監視・映像監視等のセキュリティに関するコンサルティングやシステム設計、物流・在庫管理システム等のRFIDタグ及びその周辺機器、郵送物の封入封緘を行うメールインサーティングシステム(封入封緘機)など、最新エレクトロニクス技術応用システムの機器の設計・構築及び設置・販売等をオフィスビル・データセンター・工場などの企業関連施設に向けて行っている。
またグループ会社のマイティキューブ(株)は、RFID技術の国内リーディングカンパニーとして、RFIDタグ(非接触ICチップ)及び周辺機器(リーダライタ)のシステム開発、販売等を行う。
(3) グローバル(同21.6%)
高度防火システムの設計・構築及び機器の設置・販売を、オフィスビルや商業施設、ならびに発電エネルギー関連プラント、天然ガス・石油化学工業プラントなどに向けて行っている。
Takachiho Fire,Security & Services(Thailand)Ltd.は、タイにおいて、商品監視、映像監視等のセキュリティに関するコンサルティング、システム設計及び商品監視システム・入退室管理システム・監視カメラ・防火システム等の販売を行う。
Guardfire Limited及びGuardfire Singapore Pte.Ltd.は、東南アジア地域において、高度防火システムの設計、販売を行う。
(4) サービス&サポート(同15.3%)
システムセグメントで取扱う各商品類の保守・システム運用受託(アウトソーシング)、及び運用監視サービス・MSPサービスを行っている。また、トラブルへの迅速な対応によってCS向上を図るため、24時間365日対応サービスを用意し、全国300ヶ所のサービス拠点より提供している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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1. 事業概要
高千穂交易<2676>の事業セグメントは、システム事業とデバイス事業に分けられており、各セグメントの売上高(2021年3月期)は、システム事業12,689百万円(売上高比率61.6%)、デバイス事業7,901百万円(同38.4%)となっている。
なお2020年3月期から、システム事業のサブセグメントをそれまでの「商品を中心とした分類」から「市場を中心とした分類」へ変更した。新しいサブセグメントは、リテールソリューション、オフィスソリューション、グローバル、サービス&サポートの4つに区分された。デバイス事業は電子プロダクトと産機プロダクトのサブセグメントに分けられており、これらは以前と変わっていない。
以下は各セグメント及びサブセグメントの概要である。
2. システム事業
(1) リテール(2021年3月期システム事業売上高に占める比率34.7%)
商品監視システム・映像監視システム(監視カメラ・監視映像記録装置)・セキュリティタグ等のセキュリティ機器及び入店カウンターなど販売支援や省人化対策を目的とした店舗管理機器のシステム設計・販売、設置、システム全般の運用支援サービスなどを行っており、ショッピングセンターなどの大型店舗からドラッグストアなどの小型店舗に至る小売・流通業全般の幅広い顧客層に販売している。
グループ会社のマイティキューブ(株)は、商品監視用自鳴式タグシステムの開発及び販売を行っており、ホームセンターや家電量販店を中心に幅広い顧客層と取引している。
(2) オフィス(同28.4%)
入退室管理システムやネットワーク関連機器(クラウド型無線LANシステム等)及び商品監視・映像監視等のセキュリティに関するコンサルティングやシステム設計、物流・在庫管理システム等のRFIDタグ及びその周辺機器、郵送物の封入封緘を行うメールインサーティングシステム(封入封緘機)など、最新エレクトロニクス技術応用システムの機器の設計・構築及び設置・販売等をオフィスビル・データセンター・工場などの企業関連施設に向けて行っている。
またグループ会社のマイティキューブ(株)は、RFID技術の国内リーディングカンパニーとして、RFIDタグ(非接触ICチップ)及び周辺機器(リーダライタ)のシステム開発、販売等を行う。
(3) グローバル(同21.6%)
高度防火システムの設計・構築及び機器の設置・販売を、オフィスビルや商業施設、ならびに発電エネルギー関連プラント、天然ガス・石油化学工業プラントなどに向けて行っている。
Takachiho Fire,Security & Services(Thailand)Ltd.は、タイにおいて、商品監視、映像監視等のセキュリティに関するコンサルティング、システム設計及び商品監視システム・入退室管理システム・監視カメラ・防火システム等の販売を行う。
Guardfire Limited及びGuardfire Singapore Pte.Ltd.は、東南アジア地域において、高度防火システムの設計、販売を行う。
(4) サービス&サポート(同15.3%)
システムセグメントで取扱う各商品類の保守・システム運用受託(アウトソーシング)、及び運用監視サービス・MSPサービスを行っている。また、トラブルへの迅速な対応によってCS向上を図るため、24時間365日対応サービスを用意し、全国300ヶ所のサービス拠点より提供している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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