エーバランス Research Memo(9):事業規模の拡大に伴って総資産が増加
[22/09/22]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■Abalance<3856>の業績動向
2. 財務状況
2022年6月期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比45,792百万円増加の85,181百万円となった。VSUNの成長並びにM&Aを含めて積極的に事業拡大を推進したことが要因だ。このうち流動資産は34,913百万円の増加となり、主な内訳としては現金及び預金が755百万円減少した一方で、受取手形及び売掛金が4,843百万円、商品及び製品が20,260百万円、販売用不動産が403百万円それぞれ増加した。また、固定資産は10,884百万円の増加となった。VSUNの第3工場稼働後の事業拡大や自社保有発電所の増加、M&Aの実施により有形固定資産が5,397百万円増加したほか、のれんが4,299百万円、投資有価証券が959百万円増加した。
負債合計は77,174百万円となり、前期末比42,563百万円の増加となった。このうち流動負債は31,509百万円の増加となった。主な内訳としてはVSUNの事業拡大や発電所の開発等により買掛金が9,536百万円、短期借入金が11,857百万円、未払金が3,477百万円、前受金が11,288百万円の増加となった。また、固定負債は11,054百万円の増加となった。主に長期借入金が5,927百万円、長期割賦未払金が5,200百万円増加したことによる。
純資産は8,007百万円となり、前期末比3,229百万円増加した。第三者割当増資の実施により資本金及び資本剰余金が計836百万円増加したほか、親会社株主に帰属する当期純利益867百万円の計上、VSUNの収益拡大に伴う非支配株主持分の増加1,181百万円などによる。
この結果、自己資本比率は前期末の10.2%から7.0%に低下したが、これは売電事業拡大のための資金を借入金で調達していることが要因で、ROEは17.4%と高水準を維持した。なお、参考値としてVSUNを除く国内総資産のうち、国内発電所投資案件見合いの借入れ部分を除いた数値に対する国内純資産比率を算出すると30.4%となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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2. 財務状況
2022年6月期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比45,792百万円増加の85,181百万円となった。VSUNの成長並びにM&Aを含めて積極的に事業拡大を推進したことが要因だ。このうち流動資産は34,913百万円の増加となり、主な内訳としては現金及び預金が755百万円減少した一方で、受取手形及び売掛金が4,843百万円、商品及び製品が20,260百万円、販売用不動産が403百万円それぞれ増加した。また、固定資産は10,884百万円の増加となった。VSUNの第3工場稼働後の事業拡大や自社保有発電所の増加、M&Aの実施により有形固定資産が5,397百万円増加したほか、のれんが4,299百万円、投資有価証券が959百万円増加した。
負債合計は77,174百万円となり、前期末比42,563百万円の増加となった。このうち流動負債は31,509百万円の増加となった。主な内訳としてはVSUNの事業拡大や発電所の開発等により買掛金が9,536百万円、短期借入金が11,857百万円、未払金が3,477百万円、前受金が11,288百万円の増加となった。また、固定負債は11,054百万円の増加となった。主に長期借入金が5,927百万円、長期割賦未払金が5,200百万円増加したことによる。
純資産は8,007百万円となり、前期末比3,229百万円増加した。第三者割当増資の実施により資本金及び資本剰余金が計836百万円増加したほか、親会社株主に帰属する当期純利益867百万円の計上、VSUNの収益拡大に伴う非支配株主持分の増加1,181百万円などによる。
この結果、自己資本比率は前期末の10.2%から7.0%に低下したが、これは売電事業拡大のための資金を借入金で調達していることが要因で、ROEは17.4%と高水準を維持した。なお、参考値としてVSUNを除く国内総資産のうち、国内発電所投資案件見合いの借入れ部分を除いた数値に対する国内純資産比率を算出すると30.4%となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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