概況からBRICsを知ろう〜ロシア市場は3日ぶり反発、ウクライナ問題でロシアによる「対話」呼び掛けを好感
[14/05/07]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 53779.74 +0.62%
昨日6日のブラジル市場は3営業日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比333.57ポイント高(+0.62%)の53779.74で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは39、値下がり29、変わらず3と買いが優勢。セクター別では、石油・ガスや公益が買われた半面、消費者サービスや通信が安い。
前半は軟調な展開を示したが、その後はプラス圏を回復した。10月の大統領選挙に向けた最新世論調査では、第一ラウンドでのルセフ大統領の得票予想が野党2人の合計との差が急速に縮んだ。この結果を受け、大統領が第一ラウンドで敗れるとの観測が急速に広がった。改革期待からペトロブラス(PETR3)など国営大手に買いが継続した。
【ロシア】MICEX指数 1318.57 +1.56%
6日のロシア市場は3営業日ぶりに反発。主要指標のMICEX指数は前日比20.28ポイント高(+1.56%)の1318.57で取引を終了した。指数構成銘柄の値上がりは43、値下がり7と買いが優勢。MICEX指数はこの日、1300の大台を回復した。
横ばいで寄り付いた後は上げ幅をじりじりと拡大させた。緊迫するウクライナ情勢の緩和期待が好感されたほか、ロシア株の値ごろ感も改めて意識されたもようだ。ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相はこのほど、ウクライナ危機を回避するためのジュネーブ合意が有効だと強調し、ウクライナの親露派と政権支援派の対話を呼びかけた。外相は、ウクライナ国民に対し、自国の将来をもう一度議論するよう促したほか、憲法が改正されるまで大統領選挙を先送るよう提言した。
【インド】SENSEX指数 22508.42 +0.28%
6日のインドSENSEX指数は続伸。高く寄り付いた後は上げ幅をじりじりと縮小させた。外国人投資家(FII)が買い越しを継続していることが引き続き支援材料。統計によると、FIIが保有するムンバイ証券取引所(BSE)に上場する「BSE500」銘柄の残高は3月末時点で過去最高を記録したという。また、2014年度(14年4月から15年3月まで)のインドの成長率が前年度の4.9%(予想)から5.6%に加速するとのシティグループの予想も好感された。
【中国本土】上海総合指数 2028.04 +0.03%
6日の上海総合指数は小幅に4営業日続伸。売りに押される場面もあったが、総じて堅調に推移。地方都市での不動産市場救済策が報じられ、同セクターの買い戻しにつながった。また、アップル関連銘柄が買われて指数を押し上げたほか、一部では中国政府によるさらなる景気対策への思惑も浮上しているもよう。ただ、新規株式公開(IPO)再開に向けた動きが引き続き警戒されたほか、中国経済の先行き不安が払しょくできない中で上値の重さも目立った。
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昨日6日のブラジル市場は3営業日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比333.57ポイント高(+0.62%)の53779.74で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは39、値下がり29、変わらず3と買いが優勢。セクター別では、石油・ガスや公益が買われた半面、消費者サービスや通信が安い。
前半は軟調な展開を示したが、その後はプラス圏を回復した。10月の大統領選挙に向けた最新世論調査では、第一ラウンドでのルセフ大統領の得票予想が野党2人の合計との差が急速に縮んだ。この結果を受け、大統領が第一ラウンドで敗れるとの観測が急速に広がった。改革期待からペトロブラス(PETR3)など国営大手に買いが継続した。
【ロシア】MICEX指数 1318.57 +1.56%
6日のロシア市場は3営業日ぶりに反発。主要指標のMICEX指数は前日比20.28ポイント高(+1.56%)の1318.57で取引を終了した。指数構成銘柄の値上がりは43、値下がり7と買いが優勢。MICEX指数はこの日、1300の大台を回復した。
横ばいで寄り付いた後は上げ幅をじりじりと拡大させた。緊迫するウクライナ情勢の緩和期待が好感されたほか、ロシア株の値ごろ感も改めて意識されたもようだ。ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相はこのほど、ウクライナ危機を回避するためのジュネーブ合意が有効だと強調し、ウクライナの親露派と政権支援派の対話を呼びかけた。外相は、ウクライナ国民に対し、自国の将来をもう一度議論するよう促したほか、憲法が改正されるまで大統領選挙を先送るよう提言した。
【インド】SENSEX指数 22508.42 +0.28%
6日のインドSENSEX指数は続伸。高く寄り付いた後は上げ幅をじりじりと縮小させた。外国人投資家(FII)が買い越しを継続していることが引き続き支援材料。統計によると、FIIが保有するムンバイ証券取引所(BSE)に上場する「BSE500」銘柄の残高は3月末時点で過去最高を記録したという。また、2014年度(14年4月から15年3月まで)のインドの成長率が前年度の4.9%(予想)から5.6%に加速するとのシティグループの予想も好感された。
【中国本土】上海総合指数 2028.04 +0.03%
6日の上海総合指数は小幅に4営業日続伸。売りに押される場面もあったが、総じて堅調に推移。地方都市での不動産市場救済策が報じられ、同セクターの買い戻しにつながった。また、アップル関連銘柄が買われて指数を押し上げたほか、一部では中国政府によるさらなる景気対策への思惑も浮上しているもよう。ただ、新規株式公開(IPO)再開に向けた動きが引き続き警戒されたほか、中国経済の先行き不安が払しょくできない中で上値の重さも目立った。
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