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7日の香港市場概況:続落、中国経済の先行き不透明感などで1カ月半ぶりの安値

注目トピックス 外国株

仏誕節の休暇明けとなる7日の香港市場では主要指数のハンセン指数が続落となり、前営業日比230.07ポイント安(-1.05%)の21746.26で取引を終えた。H株指数(本土企業株で構成)は同87.73ポイント安(-0.90%)の9655.56、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同45.41ポイント安(-1.10%)の4090.29だった。

ハンセン指数は終日軟調に推移し、終値で3月25日以来、約1カ月半ぶりの安値を付けた。前日の米国株安や緊迫化するウクライナ情勢が弱気材料。HSBCがこの日発表した4月の中国サービス業購買担当者景気指数(PMI)が前月から低下したことで、中国経済の先行き不透明感に意識された。また、大引け後にHSBC(00005/HK)の決算やイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言、翌8日に中国の4月貿易統計を控え、慎重ムードが強まった。

ハンセン指数の構成銘柄では、本土系不動産株が大幅安。華潤置地(01109/HK)が4.74%安、中国海外発展(00688/HK)が4.52%安で引けた。野村は最新リポートで、中国の不動産バブルが「すでに崩壊し始めている」と指摘。中国の住宅市場は深刻な供給過剰問題に直面すると同時に、デベロッパーの資金繰りも悪化していると警告した。

このほか、テンセント(00700/HK)も3.82%下落。前日の米国市場でハイテク株が売られた流れを引き継いだ。一方、本日大引け後に決算を控えたHSBCが0.19%値を上げた。また、休暇前に売り込まれていた中国聯通(00762/HK)も2.83%上昇。その他キャリア2社と協力し、モバイルゲーム発展に注力する方針が報じられている。

ハンセン銘柄以外では、減益見通しを発表したジョルダーノ(00709/HK)が16.63%急落。半面、中信21世紀(00241/HK)が引けにかけて急騰し、20.73%高で引けた。アリババ関連として買いが集まったもよう。電子商取引最大手のアリババ・グループは6日、米国での新規株式公開(IPO)に向け、上場申請を提出したと発表している。



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