7日の香港市場概況:上昇、民主派グループの抗議活動収束への期待も
[14/10/07]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
7日の香港市場は上昇。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比107.48ポイント高(+0.46%)の23422.52ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が59.49ポイント高(+0.57%)の10469.21ポイントと揃って3日続伸した。売買代金は685億8500万香港ドル(6日は725億7000万香港ドル)。
安寄り後に上昇する流れ。昨夜の米国株安をきっかけに利食い売りが先行したものの、買いが次第に優勢になった。民主派団体による抗議行動が沈静化の兆しをみせたことなどが相場を下支えしている。選挙制度の民主化を求める学生団体は6日夜、「政府側と12日までに対話を開始することで合意した」と発表。また、上海と香港の「相互乗り入れ」(両株式市場の相互取引開放)が予定通り今月からスタートするとみられるなか、香港域内への資金流入期待も広がった。
ハンセン指数の構成銘柄では、パソコン(PC)世界最大手の聯想集団(992/HK)と香港基盤の電力大手である中電HD(2/HK)が揃って2.2%高、婦人靴小売チェーン中国最大手の百麗国際HD(1880/HK)が1.8%高と上げが目立った。香港拠点の不動産株もしっかり。
薬品関連株も物色された。中医薬メーカーの中国神威薬業集団(2877/HK)が4.1%、抗生物質・ビタミンC生産の石薬集団(1093/HK)が2.4%、心臓・脳血管薬メーカーの四環医薬HD集団(460/HK)が2.3%ずつ買い進まれた。
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