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3日の中国本土市場概況:上海総合は3日続落で1.1%安、PMI悪化が重し

注目トピックス 外国株
週明け3日の中国本土マーケットは値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比40.82ポイント(1.11%)安の3622.91ポイントと3日続落した。一時は、下値支持線として意識されている3500ポイント近辺まで下げている(安値は3549.50ポイント)。上海A株指数は42.17ポイント(1.10%)安の3795.90ポイント。外貨建てB株相場も下落。上海B株指数が19.32ポイント(5.50%)安の332.00ポイント、深センB株指数が25.82ポイント(2.09%)安の1207.65ポイントで引けた。

景気先行きが不安視される。中国国家統計局と中国物流購入連合会が今月1日に公表した今年7月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は、前月の50.2から50.0に低下した。市場予想(50.1)も0.1ポイント下回っている。さらに取引時間中に発表された同月の財新・中国PMI(確定値)も重し。速報値(48.2)を大きく下回って47.8に低下したことが判明した。また、当局が相場テコ入れ策を相次いで打ち出しているにもかかわらず、先週のマーケットで大幅安の状態が続いたことも、投資家心理を冷え込ませている。

業種別では、資源株の下げが目立つ。中国石油天然気(601857/SH)が4.7%安、洛陽モリブデン(603993/SH)が9.9%安で引けた。ITハイテク関連株や軍事関連株、発電設備株、運輸株、自動車株、不動産株などもさえない。

一方、インフラ関連株の一角は物色される。ゼネコンの中国交通建設(601800/SH)が4.1%高、建材の安徽海螺セメント(600585/SH)が6.0%高と値を上げた。2022年・冬季五輪の北京開催が決定したことで、国家戦略として位置づけられている「京津冀(北京、天津、河北)地域の共同発展計画」が進展するとの期待が高まっている。時価総額上位の銀行株と保険株も逆行高した。


【亜州IR】



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