3日の香港市場概況:ハンセン指数は反落、本土景気の先行き不安強まる
[15/08/03]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
3日の香港市場は値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比224.86ポイント(0.91%)安の24411.42ポイントと反落し、本土企業株で構成されるH株指数が121.72ポイント(1.09%)安の11009.96ポイントと3日続落した。売買代金は795億3900万香港ドルと依然として低水準にある(7月31日は777億3300万香港ドル)。
本土景気の先行き不安が強まったことがマイナス。中国国家統計局と中国物流購入連合会が今月1日に公表した今年7月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は、前月の50.2から50.0に低下した。市場予想(50.1)も0.1ポイント下回っている。さらに取引時間中に発表された同月の財新・中国PMI(確定値)も重し。速報値(48.2)を大きく下回って47.8に低下したことが判明した。また、米市場が先週末、米主要企業の決算下振れや原油相場の低迷などで売られたことも逆風となっている。
ハンセン指数の構成銘柄では、本土系の不動産株が安い。中国平安保険(2318/HK)が2.6%、中国人寿保険(2628/HK)が3.3%ずつ下落した。本土株安に伴う運用益の縮小が警戒されている。原油相場安を受けて、石油株や石炭株も軒並み売られた。乳製品メーカー中国大手の中国蒙牛乳業(2319/HK)も4.3%安と急落。ゴールドマン・サックスが同社の投資判断を引き下げたことが嫌気された。
通信セクターもさえない。通信キャリアの中国移動(941/HK)が1.9%安、中国聯通(762/HK)が1.8%安、中国電信(728/HK)が1.2%安、通信機器・設備の中興通訊(763/HK)と通信インフラ工事の中国通信服務(552/HK)がそろって2.8%安と値を下げた。
【亜州IR】
<MK>
本土景気の先行き不安が強まったことがマイナス。中国国家統計局と中国物流購入連合会が今月1日に公表した今年7月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は、前月の50.2から50.0に低下した。市場予想(50.1)も0.1ポイント下回っている。さらに取引時間中に発表された同月の財新・中国PMI(確定値)も重し。速報値(48.2)を大きく下回って47.8に低下したことが判明した。また、米市場が先週末、米主要企業の決算下振れや原油相場の低迷などで売られたことも逆風となっている。
ハンセン指数の構成銘柄では、本土系の不動産株が安い。中国平安保険(2318/HK)が2.6%、中国人寿保険(2628/HK)が3.3%ずつ下落した。本土株安に伴う運用益の縮小が警戒されている。原油相場安を受けて、石油株や石炭株も軒並み売られた。乳製品メーカー中国大手の中国蒙牛乳業(2319/HK)も4.3%安と急落。ゴールドマン・サックスが同社の投資判断を引き下げたことが嫌気された。
通信セクターもさえない。通信キャリアの中国移動(941/HK)が1.9%安、中国聯通(762/HK)が1.8%安、中国電信(728/HK)が1.2%安、通信機器・設備の中興通訊(763/HK)と通信インフラ工事の中国通信服務(552/HK)がそろって2.8%安と値を下げた。
【亜州IR】
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