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18日の香港市場概況:ハンセン1.5%安と3日続落、内外環境の不透明感が重し

注目トピックス 外国株

週明け18日の香港市場は値下り。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比283.32ポイント(1.45%)安の19237.45ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が101.47ポイント(1.23%)安の8134.81ポイントとそろって3日続落した。売買代金は750億2600万香港ドル(15日の売買代金は736億6000万香港ドル)。

内外環境の不透明感が重し。WTI原油相場が約12年ぶりの安値を付けるなか、先週末のNYダウが急反落した流れを継いだ。資金流出懸念も続く。香港ドルの対米ドル相場は連日で下落し、約4年4カ月ぶりの香港ドル安水準を付けた。株価の下落基調を受け、外国投資家などの資金が域外に流出しているとの見方が強まっている。明日(19日)に中国国内で、12月の中国経済指標(小売売上高や鉱工業生産、固定資産投資、第4四半期GDPなど)が一斉に公表されることも気がかり材料として意識された。

ハンセン指数の構成銘柄では、石油大手の中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が4.5%安、金融業の中銀香港(BOCホンコン:2388/HK)が4.4%安、香港不動産の新鴻基地産発展(サンフンカイ・プロパティーズ:16/HK)が3.4%安、金融大手グループのHSBC(5/HK)が3.2%安と下げが目立っている。中国海洋石油に関しては、足元の原油安に加え、カナダ子会社のネクセン・エナジー(NXY/トロント、NYSE)が保有するオイルサンド鉱区で爆発事故が発生し、死傷者が出たこともマイナス材料だ。

本土系の不動産株もさえない。広州富力地産(2777/HK)が4.2%安、恒大地産集団(3333/HK)が2.4%安、雅居楽地産HD(3383/HK)が2.1%安と値を下げた。国家統計局が朝方公表した主要70都市の12月新築住宅相場で、値上がり都市数が33→39に増加したことが明らかとなったものの、特段の買い材料にはなっていない。

本土系の銀行株も軒並み安。招商銀行(3968/HK)が2.4%、中国農業銀行(1288/HK)が2.1%、中国工商銀行(1398/HK)と中国建設銀行(939/HK)、交通銀行(3328/HK)がそろって1.7%ずつ下落した。

【亜州IR】



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