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6日の中国本土市場概況:上海総合指数は上昇、産金株などが買われる

注目トピックス 外国株
6日の中国本土マーケットは値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比10.90ポイント(0.36%)高の3017.29ポイントと4日続伸した。約2カ月半ぶりの高値を切り上げている。上海A株指数も上昇し、11.43ポイント(0.36%)高の3158.43ポイントで引けた。一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数は0.81ポイント(0.23%)高の353.09ポイント、深センB株指数は4.12ポイント(0.37%)安の1113.59ポイントで終了した。

中国景気の過度な先行き不安が後退。15日発表予定の今年4〜6月期の国内総生産(GDP)成長率に関し、1〜3月期と同水準の6.7%になるとのコンセンサス予想が伝えられた(政府目標は6.5〜7.0%)。そのうえで、インフラ投資の拡大や預金準備率の引き下げなど追加の支援策が打ち出されるとの見方も広がっている。人民元安の進行を警戒した売りが先行したものの、下値は堅く、指数は引けにかけてプラスに転じた。

業種別では、産金株の上げが目立つ。中金黄金(600489/SH)がストップ高で引けた。世界情勢の不透明感が強まるなか、金市況高が続いていることを好感している。非鉄や建材など素材関連株も物色された。消費関連株も高い。なかでも酒造株は値幅制限いっぱいまで上昇する銘柄が続出した。大手の貴州茅台(600519/SH)は5.5%高の317.19人民元に続伸し、上場来の高値を連日で更新している。医薬バイオ関連株、不動産株、発電株、自動車株もしっかり。

一方、他の個別株動向では、深セン市場に上場する万科企業(000002/SZ)が0.05%高と小反発。出来高は上場25年来で最高を記録している。同社株は一昨日、約半年ぶりに売買を再開し、2日連続でストップ安していた。万科企業を巡っては、民営コングロマリットの宝能グループが傘下企業を通じて同社A株を昨日に買い増し。持株比率を24.972%に引き上げた。

【亜州IR】



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