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17日の中国本土市場概況:上海総合1.0%安と5日ぶり反落、大型株が下げ主導

注目トピックス 外国株
17日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比31.49ポイント(0.96%)安の3237.45ポイントと5日ぶりに反落している。上海A株指数も下落し、33.06ポイント(0.97%)安の3389.95ポイントで取引を終えた。外貨建てB株相場も値下がり。上海B株指数は0.95ポイント(0.27%)安の349.18ポイント、深センB株指数は3.39ポイント(0.29%)安の1150.01ポイントで終了した。

金利高が警戒される。上海銀行間取引金利(SHIBOR)の上昇が止まらず、1カ月物金利は足元で4.27%台と約1年11カ月ぶりの高い水準を連日で更新した(先週末10日は4.11%台だった)。中国人民銀行(中央銀行)は16日、リバースレポ取引と「中期流動性ファシリティ(MLF)」を通じ、金融市場に計3830億人民元(約6兆2800億円)の資金を供給。ただ、金利はそれぞれ0.10%引き上げている。市場では「米国の利上げに追随した実質的な“利上げ”」と受け止める向きが多い。

時価総額上位の石油株が主導し、全業種が下げる。昨夜の原油下落を受けて、中国石油天然気(601857/SH)が1.2%安、中国石油化工(600028/SH)が1.4%安と売られた。不動産株も下げが目立つ。全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の閉幕後、11都市で住宅購入規制が強化されたと伝えられた。金融株や自動車株、素材株、インフラ関連株、消費関連株なども値下りしている。中国では、3月上旬の自動車販売が低迷したと伝えられた。

(亜州IR)



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