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13日の香港市場概況:ハンセン0.1%安で反落、香港拠点の銀行株は逆行高

注目トピックス 外国株
13日の香港市場は小幅に値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比22.90ポイント(0.07%)安の30808.38ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が27.63ポイント(0.22%)安の12261.23ポイントとそろって続落した。売買代金は969億5600万香港ドルにやや縮小している(12日の売買代金は1009億7700万香港ドル)。

3月中国貿易統計の下振れが逆風。なかでも輸出は、人民元ベースで9.8%減と予想外のマイナスとなった。ただ、大きく売り込む動きはみられない。昨夜の米株高などを好感し、指数はプラス圏で推移する場面もあった。

ハンセン指数の構成銘柄では、ブタ肉生産で世界トップの万洲国際(WHグループ:288/HK)が2.9%安、中国政府系デベロッパーの華潤置地(1109/HK)と石油大手の中国海洋石油(CNOOC:883/HK)、インターネットサービス中国最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)がそろって1.3%安と下げが目立った。

港湾セクターも軟調。中遠海運港口(1199/HK)が0.9%安、大連港(2880/HK)が1.8%安、招商局港口HD(144/HK)が0.3%安で引けた。

半面、香港拠点の銀行セクターはしっかり。中銀香港(BOCホンコン:2388/HK)が1.5%高、HSBC(5/HK)が1.2%高、東亜銀行(23/HK)が0.8%高、恒生銀行(ハンセン銀行:11/HK)が0.5%高と上昇した。金利高メリットが強調される。香港・米国の金利差縮小のため、プライムレート(最優遇貸出金利)を引き上げる可能性がある??との観測が流れた。香港の低金利を背景に、為替市場では、香港ドルが米ドルペッグ制の安値下限レンジに到達している。

他の個別株動向では、化粧品販売店をチェーン展開する莎莎国際HD(ササ・インターナショナル・ホールディングス:178/HK)が7.4%高と急伸。今年1〜3月期の売上高が前年同期比で14.4%増加し、6四半期連続でプラス成長を達成したことが好感された。増加率は前四半期の6.5%から加速している。

一方、本土マーケットは続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.66%安の3159.05ポイントで取引を終えた。不動産株がさえない。時価総額上位の金融株も軒並み下落した。空運株や紙・パルプ株、前日に逆行高したバイオ医薬関連株も下げが目立っている。資源・素材株、インフラ関連株なども売られた。


【亜州IR】




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