概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は値下がり、中国景気の鈍化が警戒
[19/11/25]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 108692.3 +1.11%
22日のブラジル市場は上昇。主要指標のボベスパ指数は前日比1195.6ポイント高(+1.11%)の108692.3で取引を終えた。107156.6から108692.3まで上昇した。
売りが先行した後は買い戻され、引けまで狭いレンジで推移した。資源セクターの上昇が指数をサポート。また、外資の流入期待が高まっていることも引き続き好感された。一方、米中通商協議の先行き不透明感が指数の足かせとなった。
【ロシア】MICEX指数 2947.68 +0.17%
22日のロシア株式市場は小幅続伸。主要指標のMOEX指数は前日比5.08ポイント高(+0.17%)の2947.68で取引を終了した。2935.21から2968.47まで上昇した。
買いが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。原油価格の上昇が指数をサポートした。また、欧州市場がおおむね堅調だったことも支援材料となった。一方、指数の上値は重い。米中通商協議の先行き不透明感が解消されていないことが指数の上値を押さえた。
【インド】SENSEX指数 40359.41 -0.53%
22日のインドSENSEX指数は続落。前日比215.76ポイント安(-0.53%)の40359.41、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同54.00ポイント安(-0.45%)の11914.40で取引を終えた。
売りが先行した後は下げ幅をやや拡大させ、引けまで狭いレンジで推移した。成長鈍化観測が圧迫材料となった。格付け機関ICRAは最新リポートで、7-9月期のインドの国内総生産(GDP)成長率が前期の5.0%から4.7%まで鈍化するとの見方を示した。また、2025年までの経済総量を5兆米ドル(約543兆円)まで拡大させるとの政府目標について、実現不可能だとの見方が優勢になっていることも嫌気された。
【中国本土】上海総合指数 2885.29 -0.63%
22日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比18.35ポイント安(-0.63%)の2885.29ポイントと3日続落した。約2カ月半ぶりの安値水準に落ち込んでいる。
米中貿易摩擦の長期化、中国景気の鈍化が警戒されている。直近で公表された各調査団体による中国の成長率見通しでは、2019年は昨年よりも大幅に低下するとの予測が多い。また、米中協議を巡る見方が交錯し、投資家の慎重スタンスを強めさせた。「12月に予定されている対中高率関税発動が見送られる可能性がある」と一部で報じられたことはプラスだが、香港の高度な自治を守る「香港人権・民主主義法案」の成立観測はマイナス。中国外交部は20日、法案が成立すれば報復措置を導入する方針を示唆した。米中協議進展の妨げになると懸念されている。
<CS>
22日のブラジル市場は上昇。主要指標のボベスパ指数は前日比1195.6ポイント高(+1.11%)の108692.3で取引を終えた。107156.6から108692.3まで上昇した。
売りが先行した後は買い戻され、引けまで狭いレンジで推移した。資源セクターの上昇が指数をサポート。また、外資の流入期待が高まっていることも引き続き好感された。一方、米中通商協議の先行き不透明感が指数の足かせとなった。
【ロシア】MICEX指数 2947.68 +0.17%
22日のロシア株式市場は小幅続伸。主要指標のMOEX指数は前日比5.08ポイント高(+0.17%)の2947.68で取引を終了した。2935.21から2968.47まで上昇した。
買いが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。原油価格の上昇が指数をサポートした。また、欧州市場がおおむね堅調だったことも支援材料となった。一方、指数の上値は重い。米中通商協議の先行き不透明感が解消されていないことが指数の上値を押さえた。
【インド】SENSEX指数 40359.41 -0.53%
22日のインドSENSEX指数は続落。前日比215.76ポイント安(-0.53%)の40359.41、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同54.00ポイント安(-0.45%)の11914.40で取引を終えた。
売りが先行した後は下げ幅をやや拡大させ、引けまで狭いレンジで推移した。成長鈍化観測が圧迫材料となった。格付け機関ICRAは最新リポートで、7-9月期のインドの国内総生産(GDP)成長率が前期の5.0%から4.7%まで鈍化するとの見方を示した。また、2025年までの経済総量を5兆米ドル(約543兆円)まで拡大させるとの政府目標について、実現不可能だとの見方が優勢になっていることも嫌気された。
【中国本土】上海総合指数 2885.29 -0.63%
22日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比18.35ポイント安(-0.63%)の2885.29ポイントと3日続落した。約2カ月半ぶりの安値水準に落ち込んでいる。
米中貿易摩擦の長期化、中国景気の鈍化が警戒されている。直近で公表された各調査団体による中国の成長率見通しでは、2019年は昨年よりも大幅に低下するとの予測が多い。また、米中協議を巡る見方が交錯し、投資家の慎重スタンスを強めさせた。「12月に予定されている対中高率関税発動が見送られる可能性がある」と一部で報じられたことはプラスだが、香港の高度な自治を守る「香港人権・民主主義法案」の成立観測はマイナス。中国外交部は20日、法案が成立すれば報復措置を導入する方針を示唆した。米中協議進展の妨げになると懸念されている。
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