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大規模遺伝子情報取得に成功

遺伝子組み換えをせず、これまでにない高品質でより美味しいキノコの開発を推進
〜国内初の網羅的遺伝情報を活用したキノコ栽培へ〜
株式会社雪国まいたけ(本社:新潟県南魚沼市/代表取締役:大平喜信)では、昨年8月より玉川大学関連ベンチャーの株式会社ハイファジェネシス(本社:神奈川県横浜市/代表取締役:奥田徹)、東京家政大学・生物工学研究室(藤森文啓准教授)と連携して、キノコ類の遺伝子解析を行ってきましたが、その第1弾として「雪国まいたけ」「雪国えりんぎ」「雪国ぶなしめじ」の解析を行い、大規模な遺伝子情報(cDNA)取得に成功しました。これにより、遺伝子組み換えをすることなく、これまでにない高品質でより美味しいキノコの開発を進めていきます。

■今回の遺伝子解析で可能となった点、および、期待できる効果
今回の遺伝子解析で、味や香り、食感などの形質に関連する遺伝子が特定でき、特定された遺伝子をマーカー(目印)として用いることで選抜試験のスピードを大幅に上げることが可能となります。これにより、遺伝子組み換えをすることなく、これまでにない高品質でより美味しいキノコの開発に近づきます。
さらに育成期間の短縮やキノコ一株あたりの収量増など、現状の生産設備での生産効率向上が期待できることから経営基盤強化につながると考えています。

■キノコの効果、効能の科学的証明への一歩
キノコは効果、効能が注目されているにも関わらず、その科学的な証明はあまりなされていません。今回、遺伝子情報を取得したことで科学的な分析が加速し、機能性物質合成のメカニズム解明等が進むと思われます。特に抗がん作用の研究で知られるキノコ由来のβ-グルカン(多糖類)は細胞壁を合成する酵素群の働きにより作られますが、この細胞壁合成に関わる遺伝子群が見つかってきており、当社「雪国まいたけ」のグルカンからなるマイタケ抽出物(MDフラクション(R))に関して、機能性成分に関連する遺伝子マーカーを特定し、機能性成分の多い菌株を開発し、品質管理、機能性などの面で強化していきます。
なお当社が特許製法を持つマイタケ抽出物(MDフラクション(R))は、2001年より米国のスローンケタリング記念癌センター(MSKCC)において統合医療用の研究材料としても使用されています。

■マツタケの人工栽培技術実現へ高まる期待
今年4月には第2弾のシイタケ、マツタケの遺伝子情報取得が完了する予定ですが、その結果と今回の第1弾の遺伝子情報とのトランスクリプトーム解析を行うことで、社内の「雪国まつたけ開発プロジェクトチーム」(チームリーダー:執行役員 研究開発室長 農学博士 西堀耕三)が進めているマツタケの人工栽培技術の研究においても、その実現に向け大いに期待できます。

■国内の食用キノコに関する遺伝子研究のこれまで
これまでマイタケ、エリンギ、ブナシメジは国内の食用キノコとして主要な品種であるにもかかわらず、栽培工程全般に渡って発現している遺伝子に関する研究は行われてきませんでした。従来、キノコ栽培では試行錯誤と長い経験に基づき品種の選抜を行い、数年、時には数十年を要し、優良形質を育種してきました。

今回、当社が行っているキノコにおける遺伝子情報を活用した取組みは、消費者の皆様に喜ばれる製品の提供と機能性を高めた食品の開発により社会貢献につながるものと考えています。また日本国内にとどまらず、現在、中国、アメリカにおいて進めている海外市場展開においてもその優位性を発揮できるものと確信しています。
当社では将来の世界戦略を推進していくうえでも今回の遺伝子情報取得をはじめ、キノコメーカーのリーダーとして先進的な取組みを積極的に推進していきます。

(注)今回の当社の取組みはゲノム(遺伝情報)解析により、個々の菌株に応じた最適な栽培条件を推定し、キノコ栽培において影響力の大きい培地組成、水分、温度管理などの外的環境をコントロールすることで優良な形質のキノコを開発するものです。
当社では品種改良を目的とした「遺伝子組み換え」はいたしません。

(注)今回の大規模ゲノム取得による業績への貢献度は、判明次第開示します。


●語句説明
・cDNA解析
ゲノム中に記述されているタンパク質配列のもととなるmRNA部分を遺伝子情報と呼びます。この遺伝子情報は分解しやすいRNAであるために、分解を受けにくいcDNAに変換し、その配列情報の解読を行います。私たちは、網羅的なcDNA解析を遺伝子情報解析の第一ステージと位置付けています。

・全ゲノム解析
生物のもつ遺伝情報を総合的に解析することです。ゲノムを構成するDNA分子の塩基配列の構造を調べることにより、どのような遺伝子を潜在的に有しているのかがわかります。全ゲノム解読を遺伝子情報解析の第二ステージと位置付けています。

・グルカン
ブドウ糖が多数結合した多糖類の総称で、でんぷんに代表されるアルファ・グルカンとセルロースに代表されるベーター・グルカンに大別されます。キノコの多くはセルロースとは異なる結合様式のベーター・グルカンを含んでいます。

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