SEOアクセス解析ツール
で、自サイトの状況が把握できたら、次は実際にSEO対策を行っていましょう。
SEOTOOLSリファレンスでは、SEO対策を行う上で欠かすことの出来ない用語を解説すると共に、具体的な手順やポイントなどをご紹介致します。
Googleアドワーズとは
GoogleアドワーズはGoogleやGoogleの広告ネットワークに掲載される検索連動型広告です。検索結果ページ右側の「スポンサーリンク」やページ上部の「ハイライト」にピックアップされ、提供する商品やサービスに関連するキーワードで検索したユーザーにアピールすることができます。
Yahoo!リスティングなどの他の検索連動型広告に比べると表示されるのがGoogle関連のページのみの露出になりますが、それでも十分に獲得できるインプレッションと、様々な他にはないサービスがGoogleアドワーズの特徴です。
品質スコア
Googleアドワーズ独自の評価基準として、「品質スコア」があります。
一般に品質スコアが高いほど、料金は抑えられ、広告の掲載順位は高くなります。品質スコアの算出方法は検索される時期やキーワードで常に調整されますが、基本となる項目は変わりません。
- キーワードと広告の過去のクリック率
- アカウント自体の過去のデータ(キーワードと広告のクリック率)
- リンク先ページの品質
- キーワードと広告グループ内の広告との関連性
- キーワードおよび表示される広告と検索クエリとの関連性
- 広告が表示される地域でのアカウントの掲載結果
他にも関連する項目次第で増えることもありますが、概ねこの6つを気にかけるとよいでしょう。 キーワードの品質スコアを改善するには、アカウントの最適化が最も効率的な手段です。
アカウントの最適化
アカウントの最適化とは、Google曰く「広告の品質と掲載結果を向上させるために広告キャンペーンを変更するプロセス」のことです。新しいキーワードの追加や広告文の変更などの簡単なものから、上限クリック単価の調整、広告グループの再構成、ターゲットオプションの変更、キーワードマッチの調整、リンク先URLの選択など、詳細な最適化が可能です。 品質スコア向上のための手段として最適化を行うにせよ、まずはその目的を設定する必要があります。
「クリック数の増加」のためにはキーワード、広告の露出を増やすことが肝要ですし、「コンバージョン率の向上」のためには広告だけでなくリンク先のページにも対策が必要です。やらなければならないことは数多いですが、まずは目的を定め、ひとつずつ着手するのがよいでしょう。
Googleアドワーズには、便利な「最適化」タブがあります。この機能は定期的に最適化の提案をシステム側から行ってくれるので、リスティング広告に慣れていないユーザーでも安心して使用できます。
より有効なインプレッションを得るために
アカウントの最適化により広告の露出が増えても、それが本来対象としたい層に的確に届かなければ意味がありません。Googleアドワーズはそれを可能にする機能があります。
- 配信地域の選択
- 配信時間の選択
Googleアドワーズはユーザーの検索傾向、IPアドレスなどから地域を算出し、それを元に広告の配信地域を限定することができます。
これにより潜在的に興味関心を持つ見込み客にダイレクトなアプローチが可能となりました。
例えば青森にある宿が「温泉」というキーワードで広告を出す場合、全国区に掲載するよりも北海道、東北、関東程度までに限定した方が効率的なインプレッションとなり、コンバージェンスに繋がりやすくなります。
また、配信時間を限定することもでき、広告の対象ユーザーが多く検索しているだろう時間のみ配信することができます。企業向けのビジネスサービスであれば昼間を中心、ネットゲーム系の広告であれば深夜帯に、などといったように地域を限定するのと同様に直接的なアピールが可能です。
配信地域や配信時間を調整することによって、無駄のない広告掲載、広告費用の効率化に繋がります。
無効なクリックの検出
クリック課金型広告の場合、一日単位、一ヶ月単位で予算を決めて運用する場合がほとんどです。このシステムはクリック連打などの不正操作、悪意ある攻撃に弱いのが難点ですが、Googleアドワーズは独自の検出技術によりこれを無効にすることができるため、高い信頼性を持ちます。
悪意あるクリックが発生した場合、その時点で無効なものとして扱われ課金もされませんし、クリック数への加算もされません。万が一不当なクリックによる請求が発生してしまっても、それが過去二カ月以内に生じたものならばGoogleからクレジットがアカウントに補填されるシステムになっています。
キャンペーンの自動化
アカウントの最適化、配信地域・時間の選択など、キーワードや広告をある程度思うように表示できるようになったなら、そのセオリーを元に各種数値を自動で変更するキャンペーンを組むとよいでしょう。
- 特典の提供を開始する日曜日の深夜に、特典を宣伝する広告を有効にする。
- 「セール」という単語を含むキャンペーンのすべてのキーワードについて、入札単価を First Page CPC(検索サイトで広告を 1 ページ目に表示するのに必要なクリック単価)まで自動的に引き上げる。
- 販売数の多い曜日のトラフィックを増やすため、月曜日の予算を引き上げて水曜日の予算を引き下げるように 1 日の予算を自動調整する。
上に挙げた例のように、さまざまなケースに応じてパラメータを設定することが可能です。これによりアカウントを定期的に確認して調整する手間を省き、キャンペーンの管理を効率化することができます。
GoogleアドワーズはGoogleアカウントさえあれば今すぐにでも始めることができます。
便利な独自機能を多く持ち、またFAQや機能解説も豊富に用意されていますから検索連動型広告にを始めるにはGoogleアドワーズからがよいのではないでしょうか。
また、こちらからどのようなアドワーズ広告があるかを検索することが出来ます。
気になるキーワードの広告を検索して、現状どのようなものが提供されているのか確認してみましょう。
用語解説
1).インプレッション…広告などの露出を表す。どれだけ検索したユーザーの目に触れるか。
2).キャンペーン…キーワード設定、広告文、他クリック単価など、広告を掲載するのに必要な要素をパッケージングした単位。グループ。
3).コンバージョン…成果。広告や宣伝から、どれだけ商品の販売やサービスの契約に繋がったか。
4).トラフィック…交通、を意味する英語。サイトにどれだけアクセスがあったかを表す。