交通事故の犠牲者ゼロの実現に向けて『タカタ財団』を設立
[09/04/08]
提供元:PRTIMES
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タカタ株式会社会長の高田重一郎は、このたび「一般財団法人 タカタ財団」を設立いたしました。この財団設立は、『交通事故の犠牲者ゼロ』の実現に向けて、特に『人』に焦点を当て、専門家および交通安全に関心を持っている人々に、新たな視点で自由闊達な討議や研究する場を広く提供し、それらの成果・知見が目標達成の一助となることを目的としています。具体的には、交通事故に関わる調査、研究、教育などの活動を助成して、人と自動車の共存における交通安全の確保を図るもので、将来的には海外の交通安全支援も視野に入れた財団活動を展開していきます。
今後の財団活動については、ホームページ(http://www.takatafound.or.jp)等において順次ご案内いたします。
【財団概要】
財団名:一般財団法人 タカタ財団
理事長:高田 重一郎
設立日:2008年12月8日
所在地:〒107-0062 東京都港区南青山6-5-36 キングホームス青山62号
TEL番号:03-3498-2541
FAX番号:03-3498-2542
■ごあいさつ
私はタカタ株式会社において、シートベルト、エアバッグ、チャイルドシートなどの
開発と製造を通じて、一貫してクルマ社会の安全と関わってきました。
私の夢は、交通事故による犠牲者がゼロになること。人間の命の尊厳がある、
安全なクルマ社会の実現です。交通事故による犠牲者がゼロになる日は来るでしょうか。
来る、と信じたい。でも、まだその日は来ていない。
安全を考えることは、今のところ終わりがない。これでいいだろう、ということがないのです。
一企業としてできることには限りがあります。様々な視点からの考察と
研究がさらに盛んになること、志を同じくする人が活発な議論を交わし、
知恵を出し合うことの必要性を強く感じます。交通安全の研究、特に人的な側面からの
それを支援することにより、多くの人と共に交通事故犠牲者ゼロの夢に
一歩づつ近づいていきたいと考え、このたび「タカタ財団」を設立いたしました。
平成21年3月吉日
設立発起人 高田 重一郎
■タカタ財団設立の趣意
21世紀の今日、自動車交通の人間社会への利便性は多大なものがあり、
自動車なしの社会はあり得ません。一方で自動車の普及に伴って増加してきた
交通事故による犠牲や社会損失などの影響は受容できない問題です。
世界保健機構「世界道路交通傷害防止報告書2004年」によると交通事故による
全世界の死者は推定120万人、負傷者は500万人。そして交通事故防止のために
新しく力を投入しなければ今後20年間にこの数は65%増加すると報告されています。
交通安全の確保は緊急の社会的かつ世界的課題となっています。
わが国では、産官学が一体となって交通安全確保への取り組みを進めてきた結果、
交通事による死亡者は減少し、大きな成果をあげてきました。
しかし、交通事故の発生件数、負傷者はむしろ増加傾向にあり、このことは
交通事故の犠牲者をゼロにするためには、今までの対策だけでは足りず、
新たな努力の積み上げが必要であることを示しています。交通事故は
「人・車・道路環境」の3要素が複雑にからみあって発生するといわれていますが、
なかでも「人」の要素にはまだまだ未知の部分が多く、困難な対策分野です。
運転者の「認知・判断/予測・操作」に焦点を当てた対策や交通安全教育、
交通安全キャンペーン等が行なわれてきていますが、今後の調査・研究が待たれる
未知の領域が多々あります。交通事故をクルマ文化の発展の必要悪と考えず、
交通事故の犠牲者ゼロを目指して、広く専門家および交通安全に関心を持っている人々に
自由闊達な討議や研究の場を提供し、そこから生まれる成果・知見が目標達成の
一助となるべく、このたび一般財団法人「タカタ財団」を設立しました。
特に「人」に焦点を当てた調査、研究、教育などの活動を助成して、
幸せな交通社会の実現に寄与しようとするものです。
将来的には日本のみならず世界の交通安全支援、「人」に焦点を当てた研究や活動の助成、
各種研究会の開催なども視野に入れた財団活動の展開を図りたいと考えます。
上記趣旨に賛同し、参加される法人・個人のご理解とご協力・ご支援を賜り、
本財団活動の発展を願うものであります。
■財団の事業
クルマ社会における人の安全に関する学術的調査研究の助成。
具体的には大学等における「交通事故における傷害予測」
「救急医療体制に関する諸問題」などの研究助成。
さらに、交通安全教育の充実、研究会の開催、啓発活動等へと支援対象を広げてゆきたい。










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