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<迫る「球春」 頑張れ! 高校球児!> 第85回記念選抜高等学校野球大会 「センバツ応援イメージキャラクター」に吉本実憂さんを任命




 毎日新聞社(東京都千代田区、代表取締役社長 朝比奈豊)は、3月22日より13日間に渡り、阪神甲子園球場で第85回記念選抜高等学校野球大会を開催します。「センバツ」の略称とともに春の風物詩として定着している今大会の開催に際し、毎日新聞社は記念大会を盛り上げるため、全出場校の学校名を入れた「センバツ応援ポスター」を制作、各地に掲出します。
 ポスターのキャラクターには、昨年8月に開催された第13回全日本国民的美少女コンテストにおいてグランプリを受賞したオスカープロモーション所属の吉本実憂(よしもと・みゆ)さんを任命しました。吉本さんには同世代の女子の目線から応援いただくことで、若い人たちに高校野球と甲子園の魅力を広めていくことを狙いとしています。
 ポスターは、吉本実憂さんの笑顔とともに全出場校の学校名が入り、センバツ高校野球を応援する内容となっています。ポスターは3月頭より順次、出場校の地元商店街などで掲出される予定です。


【参考】

■選抜高等学校野球大会について

【大会概要】
選抜高等学校野球大会は、毎年3月下旬から4月初めにかけて兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開催されており、今年3月の大会で第85回の記念大会を迎えました。
毎日新聞社と日本高等学校野球連盟が主催、朝日新聞社が後援、阪神甲子園球場の特別協力で開かれ、「センバツ大会」「春の甲子園」とも呼ばれ、「春はセンバツから」のキャッチフレーズで人気を集めています。
朝日新聞社と日本高等学校野球連盟が主催、毎日新聞社が後援して8月に開催される全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)と並んで、高校野球の2大大会となっています。

【大会歌、入場行進曲】

現在の大会歌は「今ありて」(作詞・阿久悠、作詞・谷村新司)です。1993年の第70回大会から使われている第3代目の大会歌で、開会式では神戸山手女子高校の生徒がフルコーラスを合唱します。
一方、開会式の選手入場の際の行進曲には、1962年から、前年に流行した曲や多くの人の心に残った曲が採用されており、センバツ大会の開幕を華やかに飾っています。今年の第85回記念大会の入場行進曲には、東日本大震災の復興支援ソング「花は咲く」が使われます。

【歴史】

センバツ大会は、1924年(大正13年)4月に名古屋市郊外の山本球場で選抜中等学校野球大会として始まりました。第1回大会は8校が参加して5日間にわたって開催、決勝戦で早稲田実を破った高松商が優勝を飾りました。翌年の第2回大会から甲子園球場で開催され、現在に至っています。
高校野球を代表するシーンの一つになっている「勝利チームの校旗掲揚と校歌吹奏」は、アムステルダム五輪銀メダリストで当時大阪毎日新聞記者だった人見絹枝さんの発案で、第6回センバツ大会から始まりました。また、背番号の着用も第8回センバツ大会で試験的に始まるなど、高校野球には戦前のセンバツ大会から始まったスタイルが数多く残っています。
太平洋戦争の影響で1942年から1946年まで5年間、大会は中止となりました。戦後は1947年の第19回大会から再開され、この大会は、戦後初めて甲子園球場で行われる高校野球の全国大会となりました。翌1948年の第20回大会は学制改革によって選抜高等学校野球大会と名称を変更し、現在に至っています。

【過去の優勝校など】

昨年の第84回大会までを見ると、センバツ優勝回数は中京大中京と東邦(ともに愛知)が4回で最多、県立岐阜商(岐阜)、PL学園(大阪)、広陵(広島)、箕島(和歌山)、横浜(神奈川)が3回で続いています。
また、最多出場回数は龍谷大平安(京都)の36回です。同校は今年の第85回大会に出場を決めていることから、最多出場記録を37回に更新することになります。

【出場校の選考方法など】

出場校は、全国を北海道、東北、関東、東京、北信越、東海、近畿、中国、四国、九州の10地区に分けて、地区大会での戦績やチームとしての実力、地域性などを参考資料として、1月に開催される選考委員会で選出されます。都道府県ごとに開かれる地方大会を勝ち進んだチームが甲子園に出場する夏の選手権大会と異なり、地区ごとに出場校を選出するため、1県から複数校が出場したり、出場校がない県が出てきたりする場合があります。
10地区から選出する一般選考の各地区の基本数は、北海道1、東北2、関東・東京6、北信越2、東海2(記念大会は3)、近畿6、中国3、四国2(記念大会は3)、九州4です。

一般選考に対して、21世紀を迎えた2001年の第73回大会から特別枠として「21世紀枠」を設けました。「21世紀枠」は1.困難な条件を克服した学校2.強豪校との対戦で惜敗した学校3.今一歩で甲子園出場の機会に恵まれない学校4.創意工夫した練習で成果をあげている学校5.学業と野球部活動を両立している学校――などを選出するのが目的です。「秋季都道府県大会でベスト16(参加校数の多い都道府県ではベスト32)に進出」「甲子園大会への出場経験がないか、出場から長らく遠ざかっている」などの条件をクリアしていれば推薦され、候補校となります。
「21世紀枠」は創設当初は2校の選出でしたが、2008年の第80回大会から1校増えて3校が選ばれるようになりました。日本高等学校野球連盟、毎日新聞社のほかに、作家やスポーツ評論家など外部の識者が参加する「21世紀枠特別選考委員会」で決定します。各都道府県から推薦された学校の中から、全国9地区でそれぞれの候補校が選ばれ、特別選考委員会ではこの9つの候補校から21世紀枠校が決まります。
また、「21世紀枠」のほかに、2003年の第75回大会から新たな特別枠として「神宮大会枠」を創設しました。毎年11月に神宮球場で開催される明治神宮野球大会で優勝した学校の所属する地区に一般選考での出場校数が1つ増える仕組みです。
このほか特別枠として、2003年の第75回大会から2008年の第80回大会まで、一般選考の補欠校を対象に守備力を中心に選考する「希望枠」が設けられていました。また、今年の第85回記念大会では、今大会限りの特別枠として東日本大震災からの復興を応援する「東北絆枠」が設置されました。

センバツ大会の通常の出場校は32校ですが、今春の第85回記念大会は「東北絆枠」や「21世紀枠」1増などにより、4校多い36校が出場して、3月22日に開幕します。初出場は10校、東北地区からは5校が出場します。「21世紀枠」としては、遠軽(北海道)、いわき海星(福島)、益田翔陽(島根)、土佐(高知)の4校、「東北絆枠」としては、山形中央(山形)が登場します。
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