M2MやIoTを実現する「MQTT」の仲介サーバーがインターネット上で利用できるサービス「sango」を提供開始
[14/08/28]
提供元:PRTIMES
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ネットワークサーバー開発の株式会社時雨堂(本社:東京都台東区、代表取締役社長:柳原 隆幸/以下、時雨堂)は、MQTT(Message Queueing Telemetry Transport)を利用したメッセージ配信を行うために必要な仲介サーバー(MQTTサーバー)がインターネット上で利用できるサービス「sango」を、8月29日に開始することを発表します。MQTTは、機械が互いに通信するM2M(Machine-to-Machine)や、家電や自動車などの「モノ」がインターネットを介して互いに情報をやり取りするIoT(Internet of Things)を実現するプロトコルです。このサービスにより、MQTTサーバーを自前で用意することなく、インターネット上で利用することが可能となります。
1. M2M、IoT時代におけるMQTTの必要性
MQTTは、M2MやIoTでの利用が想定されるセンサーやデバイスなど、低帯域で信頼性の低いネットワーク上での通信向けに設計された*1シンプルで軽量なメッセージングプロトコルで、現在OASIS*2において標準化がすすめられています。
また、MQTTはパブリッシュ/サブスクライブ型のモデル*3を採用しており、1対1のみでなく、1対多でメッセージを配信することが可能です。M2MやIoTでは、大量のメッセージをやり取りする場合が多く、バッテリーの消費やネットワーク帯域が重要な課題になります。その点、MQTTはプロトコルヘッダーが最小2バイトと小さく、その軽量さから、特にバッテリーの消費を抑えたいモバイル向けの通信に適していることが特長の一つです。また同期処理が必要となるHTTPと比較して、処理速度に優れており、特にリアルタイムでのプッシュ型のメッセージ配信においては、データ転送量を効果的に抑えることができます。
2.「sango」の特長
実際にMQTTを利用してメッセージのやり取りを行うには、メッセージの送信側である「パブリッシャー」とメッセージの受信側である「サブスクライバー」との間に、メッセージを仲介する「サーバー」を用意する必要があります*4。パブリッシャーは、サブスクライバーを意識することなくメッセージの送信ができる一方で、サーバーは、それらのメッセージを一旦預かり、管理し、適切にサブスクライバーに配信する責任を持ちます。「sango」は、MQTTの利用者が、サーバーの開発や運用に多大な時間を費やすことなくインターネット上ですぐに使えるようにするもので、このサービスで使用されるサーバーは、時雨堂が独自にフルスクラッチで開発しています。
MQTT専用のサーバーをインターネット上で利用できるサービスは、日本国内ではまだ少なく、特に、MQTTに注目する技術者など、「個人」レベルでの小規模な利用を想定したサービスを提供するのは、国内で初めてとなります。時雨堂は、このサービスを8月29日から無料で提供し、このサービス提供で得られる知見や、利用者からの要望*5を取り入れ、2014年10月には「五百円プラン*6」の追加を予定しています。この「五百円プラン」では、やり取りできるメッセージの容量を増やしたり、メッセージごとに到達保証のレベルを指定できるようにしたりすることで、商用サービスでMQTTの利用を検討する企業や研究開発部門の、接続検証や実証実験、デモにおける利用なども視野に入れたサービスを目指します。
3. 提供開始日
2014年8月29日(金) 午前0時
*1 MQTTでは、ZigBeeやBluetoothなど、主にセンサーネットワークによって、機器(デバイス)から収集した情報を送ることを想定している。(例:スマートメーターからの家庭における電力消費量の情報)
*2 OASIS(Organization for the Advancement of Structured Information Standards)は、e-ビジネス標準の開発、統合および採用を推進する非営利国際コンソーシアム。コンピュータと通信に関する標準化団体の1つ。
*3 *4 パブリッシュ/サブスクライブ型のモデル (図参照)
・パブリッシャーとサブスクライバーの間にはMQTTサーバーが存在し、メッセージの管理、配信を行う
・パブリッシャーはトピックを指定して、メッセージをMQTTサーバーに送信する
・MQTTサーバーは、サブスクライバーが指定するトピックに該当するメッセージを配信する
※トピックは、パブリッシュされたメッセージをどのサブスクライバーが受信するべきか決定するのに使用される
*5 時雨堂は、「sango」の利用者専用サイトから、要望や問い合わせを受け付ける
*6 1ヶ月あたり500円(税抜)での提供を予定している
株式会社時雨堂について
設立: 2013年3月
所在地:〒110-0016 東京都台東区台東2-10-2竹田ビル4階
代表取締役社長:柳原 隆幸
主な事業内容: ネットワークサーバー・クライアントの設計、開発、およびコンサルティング。2014年1月から本格的にMQTTサーバーの研究と開発に取り組み、技術者によるMQTTの勉強会も予定している。
http://connpass.com/event/7061/
http://connpass.com/event/7414/
TEL: 03-6240-1490 /FAX: 03-240-1499
E-mail: contact@shiguredo.jp
URL:https://shiguredo.jp/
URL:https://sango.shiguredo.jp/
このニュースリリースに関するお問い合わせ先
株式会社時雨堂 広報担当
TEL: 03-6240-1490/FAX: 03-6240-1499
E-mail:sango@shiguredo.jp
1. M2M、IoT時代におけるMQTTの必要性
MQTTは、M2MやIoTでの利用が想定されるセンサーやデバイスなど、低帯域で信頼性の低いネットワーク上での通信向けに設計された*1シンプルで軽量なメッセージングプロトコルで、現在OASIS*2において標準化がすすめられています。
また、MQTTはパブリッシュ/サブスクライブ型のモデル*3を採用しており、1対1のみでなく、1対多でメッセージを配信することが可能です。M2MやIoTでは、大量のメッセージをやり取りする場合が多く、バッテリーの消費やネットワーク帯域が重要な課題になります。その点、MQTTはプロトコルヘッダーが最小2バイトと小さく、その軽量さから、特にバッテリーの消費を抑えたいモバイル向けの通信に適していることが特長の一つです。また同期処理が必要となるHTTPと比較して、処理速度に優れており、特にリアルタイムでのプッシュ型のメッセージ配信においては、データ転送量を効果的に抑えることができます。
2.「sango」の特長
実際にMQTTを利用してメッセージのやり取りを行うには、メッセージの送信側である「パブリッシャー」とメッセージの受信側である「サブスクライバー」との間に、メッセージを仲介する「サーバー」を用意する必要があります*4。パブリッシャーは、サブスクライバーを意識することなくメッセージの送信ができる一方で、サーバーは、それらのメッセージを一旦預かり、管理し、適切にサブスクライバーに配信する責任を持ちます。「sango」は、MQTTの利用者が、サーバーの開発や運用に多大な時間を費やすことなくインターネット上ですぐに使えるようにするもので、このサービスで使用されるサーバーは、時雨堂が独自にフルスクラッチで開発しています。
MQTT専用のサーバーをインターネット上で利用できるサービスは、日本国内ではまだ少なく、特に、MQTTに注目する技術者など、「個人」レベルでの小規模な利用を想定したサービスを提供するのは、国内で初めてとなります。時雨堂は、このサービスを8月29日から無料で提供し、このサービス提供で得られる知見や、利用者からの要望*5を取り入れ、2014年10月には「五百円プラン*6」の追加を予定しています。この「五百円プラン」では、やり取りできるメッセージの容量を増やしたり、メッセージごとに到達保証のレベルを指定できるようにしたりすることで、商用サービスでMQTTの利用を検討する企業や研究開発部門の、接続検証や実証実験、デモにおける利用なども視野に入れたサービスを目指します。
3. 提供開始日
2014年8月29日(金) 午前0時
*1 MQTTでは、ZigBeeやBluetoothなど、主にセンサーネットワークによって、機器(デバイス)から収集した情報を送ることを想定している。(例:スマートメーターからの家庭における電力消費量の情報)
*2 OASIS(Organization for the Advancement of Structured Information Standards)は、e-ビジネス標準の開発、統合および採用を推進する非営利国際コンソーシアム。コンピュータと通信に関する標準化団体の1つ。
*3 *4 パブリッシュ/サブスクライブ型のモデル (図参照)
・パブリッシャーとサブスクライバーの間にはMQTTサーバーが存在し、メッセージの管理、配信を行う
・パブリッシャーはトピックを指定して、メッセージをMQTTサーバーに送信する
・MQTTサーバーは、サブスクライバーが指定するトピックに該当するメッセージを配信する
※トピックは、パブリッシュされたメッセージをどのサブスクライバーが受信するべきか決定するのに使用される
*5 時雨堂は、「sango」の利用者専用サイトから、要望や問い合わせを受け付ける
*6 1ヶ月あたり500円(税抜)での提供を予定している
株式会社時雨堂について
設立: 2013年3月
所在地:〒110-0016 東京都台東区台東2-10-2竹田ビル4階
代表取締役社長:柳原 隆幸
主な事業内容: ネットワークサーバー・クライアントの設計、開発、およびコンサルティング。2014年1月から本格的にMQTTサーバーの研究と開発に取り組み、技術者によるMQTTの勉強会も予定している。
http://connpass.com/event/7061/
http://connpass.com/event/7414/
TEL: 03-6240-1490 /FAX: 03-240-1499
E-mail: contact@shiguredo.jp
URL:https://shiguredo.jp/
URL:https://sango.shiguredo.jp/
このニュースリリースに関するお問い合わせ先
株式会社時雨堂 広報担当
TEL: 03-6240-1490/FAX: 03-6240-1499
E-mail:sango@shiguredo.jp