1分に1人の命を奪う『マラリア』の恐怖を通行人に体感させる世界初のプロモーション「FEEL MALARIA promotion」〜8/26よりWEBムービー公開〜
[14/08/26]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
特定非営利活動法人マラリア・ノーモア・ジャパンは、1分に1人の命を奪っているマラリアの被害を、知って頂くことを目的に、マラリアの恐怖を体験させるプロモーション「FEEL MALARIA promotion」を8/20の「世界蚊の日」に実施。
その模様を撮影・編集したWEBムービーを、2014年8月26日より公開。
特定非営利活動法人マラリア・ノーモア・ジャパン(所在地:東京都千代田区、理事長:神余 隆博)は、発展途上国において1分に1人の命を奪っているマラリアの被害を、かつてマラリア被害を克服した先進国である日本の皆さんに知って頂くことを目的に、マラリア原虫が発見された8月20日(World Mosquito Day)にマラリアの恐怖を体験させるプロモーション「FEEL MALARIA promotion」を実施し、その模様を撮影・編集したWEBムービーを、2014年8月26日より公開致しました。
日本においては、マラリアは過去のこと、若い世代にとっては未知のこととなりつつあります。しかし、エイズ、結核とならび世界三大感染症の一つのマラリアはなお、アフリカやアジアなどでその猛威を振るい、世界人口の約半分がマラリア感染の脅威にさらされ、1分間に1人と言われるほど多くの幼い子どもたちの命を奪っている現実があります。
このたび制作したWEBムービーは、東京・大阪の街頭で通行人へマラリア蚊に模したシールを貼り、その後マラリアシールを貼られた方を追いかけ事情説明して、その反応を収めた動画となっています。マラリアシールには、『このシールぐらいマラリアの感染は気づきにくい。1分に1人のイノチを奪うマラリアの根絶に、あなたの力を。』と書いてあり、貼られたみなさんは、気づかないうちに貼られたこと、それと同じマラリアの恐怖を感じ、驚きを隠せずにいました。また、今回のプロモーションは、ギニア共和国出身で、タレントのオスマン・サンコンさん(65)も協力くださり、マラリア撲滅に向けてメッセージをくださいました。サンコンさんは2年前、姪御さんをマラリアでなくされています。
■「FEEL MALARIA promotion」WEBムービーURL
『FEEL MALARIA on World Mosquito Day in 2014(Full ver.)』
http://youtu.be/Cc2d2exiksk
■「FEEL MALARIA promotion」WEBムービーについて
マラリア原虫が発見された「Warld Mosquito Day」である8/20に東京・大阪で行われた「FEEL MALARIA promotion」。マラリアの恐怖を感じてもらえるようにマラリア蚊に模したシールを貼り、その後マラリアシールを貼られた方を追いかけ事情説明して、その反応を窺っています。
WEBムービーではその様子を、前半では、街中の人にシールを張りまくる仕掛け人の姿だけで、何をしているんだろう、とやや不安にさせ、後半の種明かしへとつなげています。
■撮影秘話
気づかれないように通行人に貼っていくので、貼る側のスキルも重要でした。
そこで、元キャッチのプロダクションスタッフを起用。数人には気づかれましたが、街中ではほぼ気づかれることなく成功しています。
また、新橋では今回のプロモーションに賛同いただきご協力いただいたオスマン・サンコンさんが街ゆく人たちに積極的に話しかけ、その隙に貼るというコンビネーションができていました。
今回のプロモーションでは約100人の方にご協力いただきましたが、事情を説明したので、怒る人はほぼおらず、逆にマラリアの恐怖を実感、驚きの声を上げる人たちがほとんどでした。
■オスマン・サンコンさんのコメント
アフリカから遠く離れた日本に、マラリアのない世界を目指し活動をしている団体が存在すること、本当に嬉しく思います。私は2年前に姪をマラリアで亡くしたのですが、本当に辛く、悲しい出来事でした。姪がマラリアに罹ったとき、初めは近所の小さな病院ではマラリアと診断されず、症状が悪化して大きな病院に連れて行った時にはもう手遅れだったそうで、なぜもっと早くマラリアとわからなかったのかと、悔やまれてなりません。
私の大好きな国、ここ日本では、マラリアの脅威はありません。今回の「FEEL MALARIA promotion」でマラリアの脅威について知っていただけたら幸いです。姪のように、マラリアで亡くなる子どもをこれ以上増やさないためにも。
【オスマン・サンコンさんについて】
1949年、ギニア共和国(西アフリカ)生まれ。1972年、ギニア大使館設立の為駐日大使と来日。その後外務省を休職し再来日。全国各地で講演活動。ギニア日本交流協会顧問としてボランティア活動中。
■「FEEL MALARIA promotion」WEBムービー・ストーリーボード
マラリアノーモアのシンボルカラーであるオレンジのパーカーをまとった人物が8/20の「World Mosquito Day」に東京・大阪の様々な場所でマラリア蚊とその脅威について書いているシールを行く人たちに貼っていきます。
「マラリア」について
マラリアは、メスのハマダラカがマラリア原虫を媒介することで、ヒトに感染する感染症。三大感染症の一つと言われ、世界100ヶ国以上の国で流行、全世界の半分の人口の人が、マラリアの脅威にさらされています。
マラリア原虫に感染したメスのハマダラカがヒトを刺すと、マラリア原虫が、血液中に注入。マラリア原虫は幹細胞に入りこみ、メロゾイトという物質を生成します。このメロゾイトが、赤血球に侵入して増殖。感染した赤血球が破裂すると、マラリアの症状である悪寒や発熱、進行性貧血が生じます。この間約1週間から10日間。初期症状である発熱、頭痛、悪寒、嘔吐は軽く、マラリアと気づくのは困難で、治療をしないまま放っておくと、脳症、急性腎不全、出血傾向、肝障害などの合併症が起き、死に至るケースもあります。熱帯熱マラリアは、24時間以内に治療しなければ重症化し、死亡することもあります。
世界保健機関(WHO)によれば、2012年のマラリア患者数は、約2億700万人で、約65万人が命を落としました。被害者の8割は、アフリカに暮らす、マラリアへの免疫がほとんどない5歳児未満の子どもです。1分に1人の子どもがマラリアで亡くなっています。子どもの三大死亡原因のひとつが、マラリアです。重度のマラリアから回復した子どもたちの中には、学習障害や脳損傷が残ることがあり、妊婦やおなかの中の子どもたちも感染の影響を受けるリスクは高くなります。流行国では流産の60%近くの原因がマラリアとされており、大きな問題となっています。
現在、有効なワクチンは開発されていないため、蚊帳や、殺虫剤などの予防法が重要視され、また、適切な早期診断と早期治療が必要とされています。先日イギリスの研究者によって発表された報告では、東南アジアにマラリア治療の特効薬とされるアルテミシニンに耐性を持つ原虫が急速に拡大しています。マラリア対策のためには従来のマラリア対策では不十分であり、世界の公衆衛生対策の最優先事項として取り組む必要性が指摘されています。
今日、日本ではマラリアに感染することは、海外渡航者が渡航先で感染したケースのみです。
しかしかつて日本では全土でマラリアがありました。琵琶湖を中心として、福井、石川、愛知、富山でマラリア患者数が多く、福井県では大正時代は毎年9000〜22,000名以上のマラリア患者が発生、1930年代でも5000から9000名の患者が報告されていました。その他、東北地方でもマラリアの症状が見られました。沖縄の八重山諸島ではマラリア感染地域があることが知られ、琉球王朝の時代から強制移民と廃村が繰り返された歴史があります。戦後、最後までマラリアが存在したのも八重山諸島です。第2次世界大戦中には戦争マラリアと呼ばれる大量感染の記録があります。戦後、マラリアは、マラリアを持ち帰った元兵士を中心に全国で流行。ピークとなった1946年の、人口10万人対する罹患率は36.8パーセントに上りました(2008年度のインフルエンザの罹患率は6パーセント)。
特定非営利活動法人Malaria No More Japan(MNMJ)について
世界的なマラリア撲滅の流れを日本およびアジア地域においても加速させるべく、2012年11月、日本に設立。マラリアのない世界を目指し、支援を必要とする地域へのサポートや、国内外での啓発活動を行います。本部は、2006年米国に設立された非営利活動法人Malaria No More。マラリア撲滅が世界的に重要な課題であることを啓発するための活動や、各国政府、他の非営利団体、国連、民間企業との連携を通じた政策提言活動を展開、英国にも支部を置きます。昨秋より、Malaria No More米国本部で行っている「POWER OF ONE(R)」キャンペーンをサポートするため4月25日より日本でも実施します。
■ Malaria No More Japanサイト: http://www.mnmj.asia/
■ POWER OF ONE(R)サイト: http://www.mnmj.asia/po1
その模様を撮影・編集したWEBムービーを、2014年8月26日より公開。
特定非営利活動法人マラリア・ノーモア・ジャパン(所在地:東京都千代田区、理事長:神余 隆博)は、発展途上国において1分に1人の命を奪っているマラリアの被害を、かつてマラリア被害を克服した先進国である日本の皆さんに知って頂くことを目的に、マラリア原虫が発見された8月20日(World Mosquito Day)にマラリアの恐怖を体験させるプロモーション「FEEL MALARIA promotion」を実施し、その模様を撮影・編集したWEBムービーを、2014年8月26日より公開致しました。
日本においては、マラリアは過去のこと、若い世代にとっては未知のこととなりつつあります。しかし、エイズ、結核とならび世界三大感染症の一つのマラリアはなお、アフリカやアジアなどでその猛威を振るい、世界人口の約半分がマラリア感染の脅威にさらされ、1分間に1人と言われるほど多くの幼い子どもたちの命を奪っている現実があります。
このたび制作したWEBムービーは、東京・大阪の街頭で通行人へマラリア蚊に模したシールを貼り、その後マラリアシールを貼られた方を追いかけ事情説明して、その反応を収めた動画となっています。マラリアシールには、『このシールぐらいマラリアの感染は気づきにくい。1分に1人のイノチを奪うマラリアの根絶に、あなたの力を。』と書いてあり、貼られたみなさんは、気づかないうちに貼られたこと、それと同じマラリアの恐怖を感じ、驚きを隠せずにいました。また、今回のプロモーションは、ギニア共和国出身で、タレントのオスマン・サンコンさん(65)も協力くださり、マラリア撲滅に向けてメッセージをくださいました。サンコンさんは2年前、姪御さんをマラリアでなくされています。
■「FEEL MALARIA promotion」WEBムービーURL
『FEEL MALARIA on World Mosquito Day in 2014(Full ver.)』
http://youtu.be/Cc2d2exiksk
■「FEEL MALARIA promotion」WEBムービーについて
マラリア原虫が発見された「Warld Mosquito Day」である8/20に東京・大阪で行われた「FEEL MALARIA promotion」。マラリアの恐怖を感じてもらえるようにマラリア蚊に模したシールを貼り、その後マラリアシールを貼られた方を追いかけ事情説明して、その反応を窺っています。
WEBムービーではその様子を、前半では、街中の人にシールを張りまくる仕掛け人の姿だけで、何をしているんだろう、とやや不安にさせ、後半の種明かしへとつなげています。
■撮影秘話
気づかれないように通行人に貼っていくので、貼る側のスキルも重要でした。
そこで、元キャッチのプロダクションスタッフを起用。数人には気づかれましたが、街中ではほぼ気づかれることなく成功しています。
また、新橋では今回のプロモーションに賛同いただきご協力いただいたオスマン・サンコンさんが街ゆく人たちに積極的に話しかけ、その隙に貼るというコンビネーションができていました。
今回のプロモーションでは約100人の方にご協力いただきましたが、事情を説明したので、怒る人はほぼおらず、逆にマラリアの恐怖を実感、驚きの声を上げる人たちがほとんどでした。
■オスマン・サンコンさんのコメント
アフリカから遠く離れた日本に、マラリアのない世界を目指し活動をしている団体が存在すること、本当に嬉しく思います。私は2年前に姪をマラリアで亡くしたのですが、本当に辛く、悲しい出来事でした。姪がマラリアに罹ったとき、初めは近所の小さな病院ではマラリアと診断されず、症状が悪化して大きな病院に連れて行った時にはもう手遅れだったそうで、なぜもっと早くマラリアとわからなかったのかと、悔やまれてなりません。
私の大好きな国、ここ日本では、マラリアの脅威はありません。今回の「FEEL MALARIA promotion」でマラリアの脅威について知っていただけたら幸いです。姪のように、マラリアで亡くなる子どもをこれ以上増やさないためにも。
【オスマン・サンコンさんについて】
1949年、ギニア共和国(西アフリカ)生まれ。1972年、ギニア大使館設立の為駐日大使と来日。その後外務省を休職し再来日。全国各地で講演活動。ギニア日本交流協会顧問としてボランティア活動中。
■「FEEL MALARIA promotion」WEBムービー・ストーリーボード
マラリアノーモアのシンボルカラーであるオレンジのパーカーをまとった人物が8/20の「World Mosquito Day」に東京・大阪の様々な場所でマラリア蚊とその脅威について書いているシールを行く人たちに貼っていきます。
「マラリア」について
マラリアは、メスのハマダラカがマラリア原虫を媒介することで、ヒトに感染する感染症。三大感染症の一つと言われ、世界100ヶ国以上の国で流行、全世界の半分の人口の人が、マラリアの脅威にさらされています。
マラリア原虫に感染したメスのハマダラカがヒトを刺すと、マラリア原虫が、血液中に注入。マラリア原虫は幹細胞に入りこみ、メロゾイトという物質を生成します。このメロゾイトが、赤血球に侵入して増殖。感染した赤血球が破裂すると、マラリアの症状である悪寒や発熱、進行性貧血が生じます。この間約1週間から10日間。初期症状である発熱、頭痛、悪寒、嘔吐は軽く、マラリアと気づくのは困難で、治療をしないまま放っておくと、脳症、急性腎不全、出血傾向、肝障害などの合併症が起き、死に至るケースもあります。熱帯熱マラリアは、24時間以内に治療しなければ重症化し、死亡することもあります。
世界保健機関(WHO)によれば、2012年のマラリア患者数は、約2億700万人で、約65万人が命を落としました。被害者の8割は、アフリカに暮らす、マラリアへの免疫がほとんどない5歳児未満の子どもです。1分に1人の子どもがマラリアで亡くなっています。子どもの三大死亡原因のひとつが、マラリアです。重度のマラリアから回復した子どもたちの中には、学習障害や脳損傷が残ることがあり、妊婦やおなかの中の子どもたちも感染の影響を受けるリスクは高くなります。流行国では流産の60%近くの原因がマラリアとされており、大きな問題となっています。
現在、有効なワクチンは開発されていないため、蚊帳や、殺虫剤などの予防法が重要視され、また、適切な早期診断と早期治療が必要とされています。先日イギリスの研究者によって発表された報告では、東南アジアにマラリア治療の特効薬とされるアルテミシニンに耐性を持つ原虫が急速に拡大しています。マラリア対策のためには従来のマラリア対策では不十分であり、世界の公衆衛生対策の最優先事項として取り組む必要性が指摘されています。
今日、日本ではマラリアに感染することは、海外渡航者が渡航先で感染したケースのみです。
しかしかつて日本では全土でマラリアがありました。琵琶湖を中心として、福井、石川、愛知、富山でマラリア患者数が多く、福井県では大正時代は毎年9000〜22,000名以上のマラリア患者が発生、1930年代でも5000から9000名の患者が報告されていました。その他、東北地方でもマラリアの症状が見られました。沖縄の八重山諸島ではマラリア感染地域があることが知られ、琉球王朝の時代から強制移民と廃村が繰り返された歴史があります。戦後、最後までマラリアが存在したのも八重山諸島です。第2次世界大戦中には戦争マラリアと呼ばれる大量感染の記録があります。戦後、マラリアは、マラリアを持ち帰った元兵士を中心に全国で流行。ピークとなった1946年の、人口10万人対する罹患率は36.8パーセントに上りました(2008年度のインフルエンザの罹患率は6パーセント)。
特定非営利活動法人Malaria No More Japan(MNMJ)について
世界的なマラリア撲滅の流れを日本およびアジア地域においても加速させるべく、2012年11月、日本に設立。マラリアのない世界を目指し、支援を必要とする地域へのサポートや、国内外での啓発活動を行います。本部は、2006年米国に設立された非営利活動法人Malaria No More。マラリア撲滅が世界的に重要な課題であることを啓発するための活動や、各国政府、他の非営利団体、国連、民間企業との連携を通じた政策提言活動を展開、英国にも支部を置きます。昨秋より、Malaria No More米国本部で行っている「POWER OF ONE(R)」キャンペーンをサポートするため4月25日より日本でも実施します。
■ Malaria No More Japanサイト: http://www.mnmj.asia/
■ POWER OF ONE(R)サイト: http://www.mnmj.asia/po1